──去年、中日から移籍してボロボロだった外国人もいたけどな……。
原:ゲレーロですね。このオフに国際部の担当者を通じて「君のバッティングは素晴らしいが、2つ3つアドバイスしたいことがある。二人三脚で打撃を改善したい」と伝えていました。昨シーズンの打席をテレビで見ると、横着な選手かと思っていましたが、実に前向きで素直。キャンプ初日(2月1日)のフリー打撃前に「やるか」と誘うと、すぐに試合に出られるくらい万全の準備をして現われた。素晴らしい心構えを見せてくれました。
──投手から見ると、ゲレーロのように何も考えずに振ってくるバッターほど怖いものはない。
原:ボクもそう思います。やはり長打力がある選手は楽しみですし、2ストライクとピッチャー有利のカウントで別のバッティングができる選手も期待できる。外国人枠は4人なので、ゲレーロとビヤヌエバが入るのか、外国人ピッチャーが3枚入って打者2人の競争になるのか。いずれにしても実力至上主義でやります。
撮影■山崎力夫
※週刊ポスト2019年3月1日号