芸能

夜ニュース抜擢のミタパン、「女性らしく見えて実は硬派」評

『グッディ』でのコメントも評判のミタパン(写真/ロケットパンチ)

 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回はフジテレビの三田友梨佳アナウンサーについて。

 * * *
 ミタパンこと、フジテレビの三田友梨佳アナウンサーが、同局の4月からの夜帯ニュースに起用されることが24日わかった。

 現在オンエア中の夜帯ニュース『プライムニュースα』を担当しているのは、入社当初から報道志望だった椿原慶子アナ。あのカトパンこと加藤綾子アナや『バイキング』で坂上忍のサブを務める榎並大二郎アナと同期。3人はとても仲が良く、椿原アナと加藤アナが”自宅女子会“を開催中、夜勤だった榎並アナを某ラーメン店に呼び出すも、女子2人は”家飲み“で酔って眠ってしまい、ドタキャン。榎並アナが店の前で茫然と佇む自撮り写真はアナウンサー特番で紹介されたりもした。

 そんな“ほのぼの(?)エピソード”のみならず、それぞれが担当した仕事の感想を述べ合ったりもする仲。全員が売れっ子だからこその理想的な”同期のカタチ“だ。

 椿原アナは硬派なタイプで報道の現場がとても居心地よさそうだが、週末、宮根誠司氏とコンビを組む『Mr.サンデー』では硬軟どちらもイケる器用さを見せる。夜帯ニュース降板は惜しいが、一部では、新婚の彼女に平日夜も日曜夜も勤めさせるのは「気の毒」という見方が局内にあったと言われる。視聴者として、そして椿原ファンの1人として「決して悪くはなかった」彼女の夜帯ニュース降板は「もったいない」と思っているところだ。

◇芯を食ったコメントが度々ネットニュースに

 だが、三田アナに決まったことは、先に夕方の帯を担当することが発表されたカトパンよりも、私はしっくりきている。その一方で、上の判断とはいえ、よく『直撃LIVEグッディ!』(以下『グッディ』)がよく放したなぁとも思った。

 それぐらい、いまの『グッディ』にミタパンはなくてはならない存在。いまだに「私の居場所はここではない」と思っているように見える安藤優子キャスターに比べると、ミタパンは楽しそうにやっていると見える。

 実はミタパンは、局アナには珍しく、自分の意見を述べるのがとても上手。いつも冷静に物事を捉えているうえ、周りの意見を踏まえつつ、とても短い時間内に芯を食ったコメントを放つのだ。
 
 それは度々ネットニュースに上がり、その内容は大半が好意的。安藤キャスターやコメンテーターよりも局アナのミタパンの論評のほうが数多く取り上げられていると言っても過言ではなく、出演者の中でもっとも的を射ている…というような書かれ方でもあるのだ。 

 ネット民からも「ミタパン、よく言った」「ミタパン。ありがとう」などと評価が高く、そうした“声”の大きさがまたニュースに上がったりもしている。
 
 そんなミタパンについて、私が最初にコラムを書いたのは5年前。ソチ五輪の現地リポーターとして度々“入り中”(番組中、差し込まれる現地からの中継)していた彼女の出来が素晴らしかったからだ。

 実は、五輪期間中の一般週刊誌や男性週刊誌の恒例である“キャスター通信簿”のような企画で、ミタパンの前評判はよろしくなかったのである。

 いや、スタートしてからも、彼女に関しては重箱の隅を楊枝でほじくるような報道が多かったものだが、私は「ミタパンを見直した」というコラムをスポーツ紙の連載で書かせてもらった。
 
 かくいう私も、当初は、見た目が女性らしく、どちらかというとおとなしいタイプに見えていたミタパンのことを、スポーツの現場ではミスキャストなのではないかと勝手に思っていた。

 が、ソチでの彼女のリポートからは、取材に、試合観戦にと、よく動いていることがちゃんと伝わってきた。
 
 しかも、一瞬のチャンスも逃さず、選手にインタビューしては、リポートに活かしていたり、取材してきたからこその想いもわかった。

 たとえば「先ほど、偶然、村上佳菜子さんにお会いしてお話しさせていただいたのですが」と選手の“素顔”を伝えることもあれば、長年取材をしてきた選手の結果に熱い涙を流すこともあったミタパン。

 さらに「ソチで聞いてミタ」なるコーナーでは流暢な英語を披露し、通訳なしでインタビューをしているではないか。

◇実は安藤キャスターと「かぶっていた」?

関連記事

トピックス

遺体には電気ショックによる骨折、擦り傷などもみられた(Instagramより現在は削除済み)
《ロシア勾留中に死亡》「脳や眼球が摘出されていた」「電気ショックの火傷も…」行方不明のウクライナ女性記者(27)、返還された遺体に“激しい拷問の痕”
NEWSポストセブン
当時のスイカ頭とテンテン(c)「幽幻道士&来来!キョンシーズ コンプリートBDーBOX」発売:アット エンタテインメント
《“テンテン”のイメージが強すぎて…》キョンシー映画『幽幻道士』で一世風靡した天才子役の苦悩、女優復帰に立ちはだかった“かつての自分”と決別した理由「テンテン改名に未練はありません」
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
《ヤクザの“ドン”の葬儀》六代目山口組・司忍組長や「分裂抗争キーマン」ら大物ヤクザが稲川会・清田総裁の弔問に…「暴対法下の組葬のリアル」
NEWSポストセブン
1970~1990年代にかけてワイドショーで活躍した東海林さんは、御年90歳
《主人じゃなかったら“リポーターの東海林のり子”はいなかった》7年前に看取った夫「定年後に患ったアルコール依存症の闘病生活」子どものお弁当作りや家事を支えてくれて
NEWSポストセブン
テンテン(c)「幽幻道士&来来!キョンシーズ コンプリートBDーBOX」発売:アット エンタテインメント
《キョンシーブーム『幽幻道士』美少女子役テンテンの現在》7歳で挑んだ「チビクロとのキスシーン」の本音、キョンシーの“棺”が寝床だった過酷撮影
NEWSポストセブン
女優の趣里とBE:FIRSTのメンバーRYOKIが結婚することがわかった
女優・趣里の結婚相手は“結婚詐欺疑惑”BE:FIRST三山凌輝、父の水谷豊が娘に求める「恋愛のかたち」
NEWSポストセブン
タレントで医師の西川史子。SNSは1年3ヶ月間更新されていない(写真は2009年)
《脳出血で活動休止中・西川史子の現在》昨年末に「1億円マンション売却」、勤務先クリニックは休職、SNS投稿はストップ…復帰を目指して万全の体制でリハビリ
NEWSポストセブン
中川翔子インスタグラム@shoko55mmtsより。4月に行われた「フレンズ・オブ・ディズニー・コンサート2025」には10周年を皆勤賞で参加し、ラプンツェルの『自由への扉』など歌った。
【速報・中川翔子が独立&妊娠発表】 “レベル40”のバースデーライブ直前で発表となった理由
NEWSポストセブン
奈良公園で盗撮したのではないかと問題視されている写真(左)と、盗撮トラブルで“写真撮影禁止”を決断したある有名神社(左・SNSより、右・公式SNSより)
《観光地で相次ぐ“盗撮”問題》奈良・シカの次は大阪・今宮戎神社 “福娘盗撮トラブル”に苦渋の「敷地内で人物の撮影一切禁止」を決断 神社側は「ご奉仕行為の妨げとなる」
NEWSポストセブン
“凡ちゃん”こと大木凡人(ぼんど)さんにインタビュー
「仕事から帰ると家が空っぽに…」大木凡人さんが明かした13歳年下妻との“熟年離婚、部屋に残されていた1通の“手紙”
NEWSポストセブン
太田基裕に恋人が発覚(左:SNSより)
人気2.5次元俳優・太田基裕(38)が元国民的アイドルと“真剣同棲愛”「2人は絶妙な距離を空けて歩いていました」《プロアイドルならではの隠密デート》
NEWSポストセブン
『ザ・ノンフィクション』に出演し話題となった古着店オーナー・あいりさん
《“美女すぎる”でバズった下北沢の女子大生社長(20)》「お金、好きです」上京1年目で両親から借金して起業『ザ・ノンフィクション』に出演して「印象悪いよ」と言われたワケ
NEWSポストセブン