芸能

浅草で人気の「虎姫一座」 平成育ちが届ける昭和歌謡の世界

総勢13人の虎姫一座のメンバー

 歌あり、踊りあり、寸劇ありの「昭和歌謡」のレヴュー(ショー)に引き込まれ、青春時代や子供の頃にタイムスリップ! リズミカルな笠置シヅ子のブギでは手拍子が、エノケンのコミックソングでは笑いが、キャンディーズの曲では大きな声援が飛び交っていた。

「懐かしさに胸が締め付けられる」「体に染みついていたリズム、メロディ、歌詞が甦る」「若い女性が昭和歌謡をやる姿が可愛らしい」「なんだか元気になる」「とにかく楽しい」……中高年の客から次々とそんな声が挙がる。

 ステージに上がるのは虎姫一座。2010年12月、サザンオールスターズなどが所属する大手芸能事務所アミューズの大里洋吉会長(72)の発案で結成されたレヴュー集団だ。現在のメンバーは女性11人に男性2人で、女性のほとんどは平成生まれ。

 現在上演中の演目は、戦前・戦後の昭和歌謡特集『VIVA! 昭和歌謡カーニバル!!』、『キャンディーズづくし!! 絶対カーニバル!!!』、1970年代~1980年代に世界的にヒットしたグループ・ABBAの特集『THANK YOU FOR THE MUSIC~Wb are Dancing Queens!~』の3つ。それらを合わせて月に40回ほど上演している。東京・浅草六区に定員80人の専用劇場を置き、結成以来約3400回公演、20万人以上を動員してきた。

 客の多くは昭和歌謡を肌で知る中高年世代。一度観に行くとやみつきになる人も多く、なんと900回以上も通っている70代の強者もいる。100回以上足を運んでいる人も数十人はくだらない。

関連記事

トピックス

遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《ブログが主な収入源…》女優・遠野なぎこ、レギュラー番組“全滅”で悩んでいた「金銭苦」、1週間前に公表した「診断結果」「薬の処方」
NEWSポストセブン
由莉は愛子さまの自然体の笑顔を引き出していた(2021年11月、東京・千代田区/宮内庁提供)
愛子さま、愛犬「由莉」との別れ 7才から連れ添った“妹のような存在は登校困難時の良きサポート役、セラピー犬として小児病棟でも活動
女性セブン
インフルエンサーのアニー・ナイト(Instagramより)
海外の20代女性インフルエンサー「6時間で583人の男性と関係を持つ」企画で8600万円ゲット…ついに夢のマイホームを購入
NEWSポストセブン
ホストクラブや風俗店、飲食店のネオン看板がひしめく新宿歌舞伎町(イメージ、時事通信フォト)
《「歌舞伎町弁護士」のもとにやって来た相談者は「女風」のセラピスト》3か月でホストを諦めた男性に声を掛けた「紫色の靴を履いた男」
NEWSポストセブン
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《自宅から遺体見つかる》遠野なぎこ、近隣住民が明かす「部屋からなんとも言えない臭いが…」ヘルパーの訪問がきっかけで発見
NEWSポストセブン
2014年に結婚した2人(左・時事通信フォト)
《仲間由紀恵「妊活中の不倫報道」乗り越えた8年》双子の母となった妻の手料理に夫・田中哲司は“幸せ太り”、「子どもたちがうるさくてすみません」の家族旅行
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
《大学時代は自由奔放》学歴詐称疑惑の田久保市長、地元住民が語る素顔「裏表がなくて、ひょうきんな方」「お母さんは『自由気ままな放蕩娘』と…」
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信)と妊娠中の真美子さん(大谷のInstagramより)
《大谷翔平バースデー》真美子さんの“第一子につきっきり”生活を勇気づけている「強力な味方」、夫妻が迎える「家族の特別な儀式」
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(HP/Xより)
田久保眞紀市長の学歴詐称疑惑 伊東市民から出る怒りと呆れ「高卒だっていい、嘘つかなきゃいいんだよ」「これ以上地元が笑いものにされるのは勘弁」
NEWSポストセブン
東京・新宿のネオン街
《「歌舞伎町弁護士」が見た性風俗店「本番トラブル」の実態》デリヘル嬢はマネジャーに電話をかけ、「むりやり本番をさせられた」と喚めき散らした
NEWSポストセブン
盟友である鈴木容疑者(左・時事通信)への想いを語ったマツコ
《オンカジ賭博で逮捕のフジ・鈴木容疑者》「善貴は本当の大バカ者よ」マツコ・デラックスが語った“盟友への想い”「借金返済できたと思ってた…」
NEWSポストセブン
米田
《チューハイ2本を万引きで逮捕された球界“レジェンド”が独占告白》「スリルがあったね」「棚に返せなかった…」米田哲也氏が明かした当日の心境
週刊ポスト