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天皇退位後の「新皇室」を支える191人の仕事とは

退位後の仮住まいとして使用される高輪皇族邸

 天皇陛下が退位し上皇陛下となることに伴って、皇室を支える体制はどうなるのか。警備面では、皇室の方々の身辺、皇居などを護衛・警備する「皇宮警察本部」が引き続き上皇陛下の護衛を担当する。皇室ジャーナリストの山下晋司氏が解説する。

「皇宮警察、警視庁とも、これまで同様の警備体制を敷くだろう。上皇・上皇后の移動手段も、飛行機の場合は専用機、列車の場合は臨時列車の予定で、天皇・皇后のときと同じになる」

 一方、新皇室を支える宮内庁の体制は大きく変化し、以下のような形になる。合計人数は191人だ。

●上皇職(65人)/上皇・上皇后両陛下の身辺をお世話する。上皇侍従長、上皇女官長、上皇侍医長などからなる。

●侍従職(75人)/天皇・皇后両陛下の身辺をお世話し、御璽・国璽を保管する。侍従長以下、侍従次長、女官長、侍医長などからなる。

●皇嗣職(51人)/皇嗣となられる秋篠宮ご一家を担当する職員。東宮大夫に相当する皇嗣職大夫、皇嗣職宮務官長、皇嗣職侍医長などからなる。

※SAPIO2019年4月号

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