韓国のネット掲示板でも「ウルセラを受けてから頭痛と手のしびれがとれない」「顔の皮膚がずっとムズムズする」「痛くて、血が通ってない感じがある」など後遺症に苦しむ患者の声が多く書きこまれている。前出の芸能関係者が言う。
「堀さんはウルセラを頻繁に受けていたんじゃないかな。彼女がブログに書いた以上に、顔の印象が変わる頻度が多かったので…。堀さんが舌がんを発表した後、“私も気をつけないと”って怖がっていた女優さんもいましたよ」
舌がんとの関連性はどうか。志賀さんは「発がん性との関連は聞いたことがない」と指摘し、前出の韓国在住の美容外科医はこう語る。
「ウルセラが舌がんの原因になるという医学的な根拠はありませんが、レーザーを当てると皮膚の神経が鈍って麻痺することがあります。堀さんの場合は、それでがんの前兆である口内炎の痛みや重症化に気づきにくくなっていた可能性はあるかもしれません」
韓国の整形事情に詳しい医療ジャーナリストの大竹奉一さんは、こう警鐘を鳴らす。
「整形手術は病気を治すのではなく、健康な体にメスや熱を加える行為。体への負担は決して小さくありません。過度に整形を繰り返したことで、健康被害に遭った例は、韓国でも多数報告されています。美容整形自体は悪い行為ではありませんが、体を傷つける以上、その後の体の状態には、細心の注意を払う必要があります」
美と健康は相関関係にあることを忘れてはいけない。