「正直メディアの関心が芸能人本人と、その人のプライベートに関することや、世間を騒がせたニュースへのコメントにあるのは分かっています。でも、本音は少しでも商品の情報や連想させる要素がタイトルにも入っていてほしい。IKKOさんはそうなるよう、工夫をしてくれるのです。そこまでのサービス精神を持った人は滅多にいないです」
このスタッフが過去に担当した商品は、ヘアケア商品でキャッチコピーは「瞬密」、すなわち「瞬間密着」がウリだった。つけると髪の毛がなめらかになるという。IKKOは事あるごとに「しゅんみつ~」と発言に商品の売りを混ぜ込むとともに、「美のポイント」を聞かれても「しゅんみつ~!」と言った。さらには、恋愛についても「瞬密したい~!」と記者の質問の文脈に沿いつつも商品PRをぶち込んでくる。しかも、「IKKO、恋愛について聞かれ『瞬密したい~』」という若干お色気感の漂うタイトルの記事ができるため、記者にとっても有難い。
こうした気配りを全方位に対してできるIKKOだからこそ、このPRスタッフとその上に立つ広告代理店のスタッフからは「何かあったらIKKOさんにまた頼みたいね」という声が上がっているという。