芸能

高須院長、大阪クロス選挙の自民・共産に苦言「共闘は欺瞞」

大阪クロス選挙の情勢に高須院長が苦言

大阪クロス選挙の情勢に高須院長が苦言

 美容整形外科「高須クリニック」の高須克弥院長が世の中の様々な話題に、思いのままに提言をしていくシリーズ企画「かっちゃんに訊け!!」。今回は、現職の知事と市長が入れ替わる形で出馬した「大阪クロス選挙」についてうかがいました。

 * * *
──今回は、4月7日に投開票が行われる「大阪クロス選挙」について、院長のご意見をうかがおうと思います。

高須:僕は大阪維新の会を支持するよ。

──大阪クロス選挙では、大阪維新の会の現職、松井一郎・大阪府知事と同じく維新の吉村洋文・大阪市長がそれぞれ辞意を表明。それぞれ役職を入れ替える形で、松井氏が大阪市長選に、吉村氏が大阪知事選に出馬するというものです。

高須:今回の選挙は維新の「大阪都構想」実現のためのものであることは間違いないんだけど、「反維新」の政党たちが「大阪都構想反対」の一点だけで結託してしまっている。これは本当に情けないことだと思う。

──府知事選では「反維新」として自民党が元府副知事の小西禎一氏を擁立、公明党は推薦、立憲民主党や共産党は自主支援という形です。また、大阪市長選では自民は元大阪元市議の柳本顕氏を擁立し、こちらも公明は推薦、立憲、共産は自主支援となっています。

高須:自民党と公明党と立憲民主党と共産党が一緒に戦うだなんて信じられないことだよ。自民と共産が共通しているのは、それこそ大阪都構想に反対していることだけでしょう。まったく政策も違うはずなのに、大阪都構想をつぶすためだけに手を組むなんて欺瞞にほかならない。

──「反維新」で結託する他の政党に対して、維新サイドからは「既得権益を守りたいだけだ」という批判も出ています。

高須:既得権益のために共闘するなんて本当に失望するね。大阪府民、大阪市民のための政治ではなく、自分たちのための政治なんだから。

 自民党が既得権益を守りたいのはまあ分かるとしても、そういう自民党と対立するはずの立憲民主党や共産党にも既得権益があることは、有権者にちゃんと知ってもらいたいな。普段はああだこうだやり合っている政党たちも、結局は馴れ合っている部分もあるということ。

 守る側と攻める側があって、それぞれを打倒しようと戦っているように見えても、実は絶妙に均衡が保たれていて、両方が利益を得られるシステムになっているんだよ。保守が既得権益を守って、革新がそれを崩そうとしていわけではない。両者が戦いながら、両者ともが利益を得られる状態になっているわけだ。

関連記事

トピックス

今季から選手活動を休止することを発表したカーリング女子の本橋麻里(Xより)
《日本が変わってきてますね》ロコ・ソラーレ本橋麻里氏がSNSで参院選投票を促す理由 講演する機会が増えて…支持政党を「推し」と呼ぶ若者にも見解
NEWSポストセブン
白石隆浩死刑囚
《女性を家に連れ込むのが得意》座間9人殺害・白石死刑囚が明かしていた「金を奪って強引な性行為をしてから殺害」のスリル…あまりにも身勝手な主張【死刑執行】
NEWSポストセブン
失言後に記者会見を開いた自民党の鶴保庸介氏(時事通信フォト)
「運のいいことに…」「卒業証書チラ見せ」…失言や騒動で謝罪した政治家たちの実例に学ぶ“やっちゃいけない謝り方”
NEWSポストセブン
球種構成に明らかな変化が(時事通信フォト)
大谷翔平の前半戦の投球「直球が6割超」で見えた“最強の進化”、しかしメジャーでは“フォーシームが決め球”の選手はおらず、組み立てを試行錯誤している段階か
週刊ポスト
参議院選挙に向けてある動きが起こっている(時事通信フォト)
《“参政党ブーム”で割れる歌舞伎町》「俺は彼らに賭けますよ」(ホスト)vs.「トー横の希望と参政党は真逆の存在」(トー横キッズ)取材で見えた若者のリアルな政治意識とは
NEWSポストセブン
ベビーシッターに加えてチャイルドマインダーの資格も取得(横澤夏子公式インスタグラムより)
芸人・横澤夏子の「婚活」で学んだ“ママの人間関係構築術”「スーパー&パークを話のタネに」「LINE IDは減るもんじゃない」
NEWSポストセブン
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
場所前には苦悩も明かしていた新横綱・大の里
新横綱・大の里、場所前に明かしていた苦悩と覚悟 苦手の名古屋場所は「唯一無二の横綱」への起点場所となるか
週刊ポスト
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン