ライフ

オリーブ油・酢・ブルーベリー・ごま 自然治癒力上げる食べ物

ポリフェノールやビタミンEを含むオリーブオイル(写真/アフロ)

「何を食べれば健康にいいか」。そうした情報は溢れているものの、諸説あったり、あやふやであったりして、判然としないことは少なくない。そこで、食と健康に長年携わってきた識者への取材と統計に基づいた「本当に健康にいい食べ物」を取材した。正しい知識を得て、免疫力をUPさせよう。

 25人の「食と健康のプロ」に「自然治癒力や免疫力を上げる食べ物ベスト5」を挙げてもらい、1位を5点、2位を4点、3位を3点、4位を2点、5位を1点として集計。5点以上を獲得した食品を掲載した。

 その結果上位は、1位は納豆、2位にんにく、3位ヨーグルト、4位しょうが、5位みそという結果となった。ここでは、上位には食い込まなかったものの、識者の多くが注目している免疫力UPの食材をご紹介しよう。

◆オリーブオイル
「オレイン酸や抗酸化作用のあるポリフェノールやビタミンEを含み、便秘改善にも効果的。大さじ1杯を朝食に取り入れるのがおすすめ」(成城松村クリニック院長・松村圭子さん)

◆まぐろ
「さばやいわしと同じくオメガ3系の脂肪酸が豊富。細胞機能活性化、血行促進、免疫調節をしてくれます」(早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構教授・矢澤一良さん)

◆なますの漬物
「なすは活性酸素除去力が高く、がん発生率の抑制率が高い。加熱すると栄養素が著しく失われるため、漬けものにするか生がいい」(鶴見クリニック理事長/医学博士・鶴見隆史さん)

◆酢
「約15mlを毎日継続的に摂ることで、肥満ぎみの人の内臓脂肪を減少させる働きや、高めの血圧を下げる効果、食後の血糖値上昇が抑えられるとされる」(工藤内科副院長/ダイエット外来担当・工藤孝文さん)

◆玉ねぎ
「抗酸化作用があり免疫力を高め、アレルギーを抑制する働きがある」(医師/スクエアクリニック院長・本間良子さん)

◆くるみ
「オメガ3系脂肪酸、食物繊維、植物性たんぱく質と、さまざまな栄養素がバランスよく含まれている」(管理栄養士/ダイエットカウンセラー・伊達友美さん)

◆ブルーベリー
「ブルーベリーに代表されるベリー類は、食べても血糖値が上がらない、活性酸素が除去されるなどいいことばかり」(鶴見さん)

◆りんご
「りんごの栄養価はかなりのもの。ポリフェノール、特にケルセチンが多く含まれ、抗酸化作用がある。免疫力を上げるとして最近注目されている栄養素ファイトケミカルも豊富」(鶴見さん)

◆ココナッツオイル
「40才を超えた女性こそ摂取したい食品。脂肪を燃やしてエネルギーに変えるうえ、アルツハイマー病の予防効果も」(医師/あいこ皮フ科クリニック・柴亜伊子さん)

◆ごま
「セサミンやセサミノールが活性酸素の活動を抑え老化を防ぐ。美肌に効果的なうえ、抗がん作用もある」(薬剤師/管理栄養士・宇多川久美子さん)

◆山いも
「カリウムが多く、高血圧の予防になる。漢方の原料にもなるくらい効果が認められている」(工藤さん)

◆キウイ
「食物繊維やビタミンCが豊富。毎日手軽に食べやすく、たんぱく質を分解する消化酵素も含まれている。普段、肉を食べることが多い人には特におすすめ」(管理栄養士・望月理恵子さん)

◆にんじん
「β-カロテンは粘膜を保持し、異物の侵入を防ぐ。油と相性がいいため炒め物などがおすすめ」(管理栄養士・磯村優貴恵さん)

※女性セブン2019年4月11日号

関連記事

トピックス

NHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の打ち上げに参加したベッキー
《ザックリ背面ジッパーつきドレス着用》ベッキー、大河ドラマの打ち上げに際立つ服装で参加して関係者と話し込む「充実した日々」
NEWSポストセブン
三田寛子(時事通信フォト)
「あの嫁は何なんだ」「坊っちゃんが可哀想」三田寛子が過ごした苦労続きの新婚時代…新妻・能條愛未を“全力サポート”する理由
NEWSポストセブン
雅子さまが三重県をご訪問(共同通信社)
《お洒落とは》フェラガモ歴30年の雅子さま、三重県ご訪問でお持ちの愛用バッグに込められた“美学” 愛子さまにも受け継がれる「サステナブルの心」
NEWSポストセブン
大相撲九州場所
九州場所「17年連続15日皆勤」の溜席の博多美人はなぜ通い続けられるのか 身支度は大変だが「江戸時代にタイムトリップしているような気持ちになれる」と語る
NEWSポストセブン
一般女性との不倫が報じられた中村芝翫
《芝翫と愛人の半同棲にモヤモヤ》中村橋之助、婚約発表のウラで周囲に相談していた「父の不倫状況」…関係者が明かした「現在」とは
NEWSポストセブン
山本由伸選手とモデルのNiki(共同通信/Instagramより)
《噂のパートナーNiki》この1年で変化していた山本由伸との“関係性”「今年は球場で彼女の姿を見なかった」プライバシー警戒を強めるきっかけになった出来事
NEWSポストセブン
マレーシアのマルチタレント「Namewee(ネームウィー)」(時事通信フォト)
人気ラッパー・ネームウィーが“ナースの女神”殺人事件関与疑惑で当局が拘束、過去には日本人セクシー女優との過激MVも制作《エクスタシー所持で逮捕も》
NEWSポストセブン
デコピンを抱えて試合を観戦する真美子さん(時事通信フォト)
《真美子さんが“晴れ舞台”に選んだハイブラワンピ》大谷翔平、MVP受賞を見届けた“TPOわきまえファッション”【デコピンコーデが話題】
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組・司忍組長2月引退》“竹内七代目”誕生の分岐点は「司組長の誕生日」か 抗争終結宣言後も飛び交う「情報戦」 
NEWSポストセブン
活動を再開する河下楽
《独占告白》元関西ジュニア・河下楽、アルバイト掛け持ち生活のなか活動再開へ…退所きっかけとなった騒動については「本当に申し訳ないです」
NEWSポストセブン
ハワイ別荘の裁判が長期化している
《MVP受賞のウラで》大谷翔平、ハワイ別荘泥沼訴訟は長期化か…“真美子さんの誕生日直前に審問”が決定、大谷側は「カウンター訴訟」可能性を明記
NEWSポストセブン
11月1日、学習院大学の学園祭に足を運ばれた愛子さま(時事通信フォト)
《ひっきりなしにイケメンたちが》愛子さま、スマホとパンフを手にテンション爆アゲ…母校の学祭で“メンズアイドル”のパフォーマンスをご観覧
NEWSポストセブン