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2019.04.10 07:00  女性セブン

坂東眞理子氏「たしなみは人におしつけられるものではない」

「乗り換えてみたら各停の駅だった、なんてちょっとした失敗はあるけれど、致命的でなければ面白いじゃないかと。やっちゃったと笑い飛ばして、時間に追われて走り回っていた若い頃とは違って、今は待つゆとりが生まれたとプラスに考えれば人生も豊かになります。失敗=失態とくよくよして不機嫌にならず、ハプニングも面白がってしまう。

 清少納言よろしく、日常を『をかし』と、楽しんでしまうんです。他人の長所を『をかし』と愛でるだけでなく、自分のことも『をかし』と面白がって、笑顔で上機嫌に過ごすことを日々心がけたいもの。なにしろ気分に任せていると、高齢者はどんどん不機嫌になってしまうから(笑い)」

 考え方ひとつで日常は変わる。そこでいかに発想転換して、行動するか。『70歳のたしなみ』でいうたしなみとは心構えだという。

「自分を貶めないで生きていくという姿勢=心構えであり、自分に対する誇りです。『たしなみ』という言葉は古くから日本にあるけれど、現代人はその尊さを忘れてしまっている気がします。たしなみは人から押しつけられるものではなく内在するもの、その人の振る舞いそのものです。こうあるべきと自らが考える心構えです」

 挑戦したいこともあれこれあって、これから歩む70代に何が起こるか楽しみだと、顔をほころばせる坂東さん。後ろ向きではなく前向きに人生の黄金時代を生きるヒントが、この本には詰まっている。

※女性セブン2019年4月18日号

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