肥満外来専門医の佐藤桂子さんは、「魚を選ぶ時はいわしなど小さなものを」とアドバイスする。
「小さい魚の方が海洋汚染の影響を受けにくい。スーパーや鮮魚店で魚を選ぶ時の1つの基準にしてください」
肉類で唯一ランクインしたのは豚肉(8位・11点)だった。こくらクリニック院長の渡辺信幸さんが解説する。
「動物性たんぱく質は、血管の壁を構成する細胞の主要成分です。だから、肉も積極的に食べた方がいいでしょう。特に豚肉には、脂肪の部分に抗酸化作用のあるオレイン酸がたっぷり含まれているため、血管の老化を防ぎ、動脈硬化を予防してくれます。さらに血管の老廃物を排除してくれる働きをするビタミンB1や血圧降下作用のある含硫アミノ酸など、ほかのどの肉よりも血管にいい栄養素が豊富なのです」
6位のトマト、15位のブルーベリー、18位のビーツ。ランクインした野菜や果物に共通する条件は、“濃い色”であることだ。
管理栄養士の磯村優貴恵さんは「特にトマトは赤ければ赤いほどいい」と言う。
「トマトの赤色の色素であるリコピンには抗酸化作用があり、血管を傷つける活性酸素の発生を抑えてくれる。赤ければ赤いほどリコピンの量が多いので、より真っ赤に熟したものを選んで」
※女性セブン2019年4月25日号