スポーツ

サンデーサイレンスの優秀な孫たちを母に持つ2歳新馬に注目

エピファネイアにとってサンデーサイレンスは曾祖父にあたる

エピファネイアにとってサンデーサイレンスは曾祖父にあたる

 待ちに待った2歳新馬戦(メイクデビュー)が始まった。レースで活躍したスターホースが、種牡馬としてどれだけのポテンシャルを秘めているのか楽しみだ。競馬歴40年のライター・東田和美氏が、注目の2歳新馬について考察する。

 * * *
 平成元(1989)年の中央競馬種牡馬ランキングを見ると、1位カナダ産のノーザンテースト、2位アメリカ産のミルジョージなど、リーディング上位10頭のうち8頭までが輸入。日本で競走生活を送った馬はトウショウボーイとマルゼンスキーだけだった。

 当時の日本は“競馬ブーム”で、GIレースを沸かせたイナリワン、スーパークリーク、オグリキャップなども次々種牡馬になったが、産駒の成績は芳しくなかった。

 そんな中、サンデーサイレンス(以下SS)が平成7(1995)年に首位に立つと、それから13年間リーディングサイヤーの座を守り、5年後の平成12(2000)年には早くも産駒フジキセキがリーディング6位にランクイン。以後、ダンスインザダーク、スペシャルウィーク、アグネスタキオン、マンハッタンカフェとSS産駒は種牡馬としても成功を収め、24(2012)年からはディープインパクトが首位を守り続けている。

 SSの子はGIを勝った馬だけでなく、未出走馬も含めて40頭ほどが種牡馬になり、フジキセキ産駒のキンシャサノキセキ、ネオユニヴァース産駒ヴィクトワールピサなど、着実に血脈を広げている。

 平成前期には、ラムタラやエリシオといった「大物種牡馬」も輸入されたが、思うような結果を出すことができなかった中、SS産駒は日本競馬の中核を固めている。昨年ベスト10にランクインした種牡馬のうち5頭はSS産駒。その他4頭も日本で走っており、輸入種牡馬はハービンジャーただ1頭だ。

関連記事

トピックス

大谷翔平選手、妻・真美子さんの“デコピンコーデ”が話題に(Xより)
《大谷選手の隣で“控えめ”スマイル》真美子さん、MVP受賞の場で披露の“デコピン色ワンピ”は入手困難品…ブランドが回答「ブティックにも一般のお客様から問い合わせを頂いています」
NEWSポストセブン
佳子さまの“ショッキングピンク”のドレスが話題に(時事通信フォト)
《5万円超の“蛍光ピンク服”》佳子さまがお召しになった“推しブランド”…過去にもロイヤルブルーの “イロチ”ドレス、ブラジル訪問では「カメリアワンピース」が話題に
NEWSポストセブン
「横浜アンパンマンこどもミュージアム」でパパ同士のケンカが拡散された(目撃者提供)
《フル動画入手》アンパンマンショー“パパ同士のケンカ”のきっかけは戦慄の頭突き…目撃者が語る 施設側は「今後もスタッフ一丸となって対応」
NEWSポストセブン
大谷翔平を支え続けた真美子さん
《大谷翔平よりもスゴイ?》真美子さんの完璧“MVP妻”伝説「奥様会へのお土産は1万5000円のケーキ」「パレードでスポンサー企業のペットボトル」…“夫婦でCM共演”への期待も
週刊ポスト
結婚を発表したPerfumeの“あ~ちゃん”こと西脇綾香(時事通信フォト)
「夫婦別姓を日本でも取り入れて」 Perfume・あ〜ちゃん、ポーター創業の“吉田家”入りでファンが思い返した過去発言
NEWSポストセブン
(写真右/Getty Images、左・撮影/横田紋子)
高市早苗首相が異例の“買春行為の罰則化の検討”に言及 世界では“買う側”に罰則を科すのが先進国のスタンダード 日本の法律が抱える構造的な矛盾 
女性セブン
俳優の水上恒司が年上女性と真剣交際していることがわかった
【本人が語った「大事な存在」】水上恒司(26)、初ロマンスは“マギー似”の年上女性 直撃に「別に隠すようなことではないと思うので」と堂々宣言
NEWSポストセブン
劉勁松・中国外務省アジア局長(時事通信フォト)
「普段はそういったことはしない人」中国外交官の“両手ポケットイン”動画が拡散、日本側に「頭下げ」疑惑…中国側の“パフォーマンス”との見方も
NEWSポストセブン
佳子さまの「多幸感メイク」驚きの声(2025年11月9日、写真/JMPA)
《最旬の「多幸感メイク」に驚きの声》佳子さま、“ふわふわ清楚ワンピース”の装いでメイクの印象を一変させていた 美容関係者は「この“すっぴん風”はまさに今季のトレンド」と称賛
NEWSポストセブン
俳優の水上恒司が真剣交際していることがわかった
水上恒司(26)『中学聖日記』から7年…マギー似美女と“庶民派スーパーデート” 取材に「はい、お付き合いしてます」とコメント
NEWSポストセブン
ラオスに滞在中の天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月18日、撮影/横田紋子)
《ラオスの民族衣装も》愛子さま、動きやすいパンツスタイルでご視察 現地に寄り添うお気持ちあふれるコーデ
NEWSポストセブン
山上徹也被告の公判に妹が出廷
「お兄ちゃんが守ってやる」山上徹也被告が“信頼する妹”に送っていたメールの内容…兄妹間で共有していた“家庭への怒り”【妹は今日出廷】
NEWSポストセブン