会見には山ちゃん、蒼井優、しずちゃんも出席(写真/共同通信社)

 ステップ2では、自分に興味を持ってもらいましょう。デート中に、いきなり「僕、変なところからヒゲが生えているんです」と告白します。記者会見で「山里さんの顔のパーツで好きなところは?」と尋ねられた蒼井優は、「変なところからヒゲが生えているところ」と答えました。ミステリアスな雰囲気を醸し出せるし、相手の女性としてもそこに食いつくことで蒼井優気分が味わえるので、「あら素敵」と胸ときめかせてくれるはずです。

 いよいよ交際を申し込むステップ3では、あえて軽い言い方を見習いたいところ。無駄に深刻な雰囲気にならずに済むし、ふたりの結婚のニュースが記憶に新しいここ一カ月以内なら、「山ちゃんみたい」という印象を抱いてくれるでしょう。売れっ子芸能人に告白されたような気がして、勢いでOKしてくれる可能性も大いにありそうです。

 ステップ4は流れによっては、交際を申し込むステップ3より前に進んでもかまいません。会見で山里が言った「みなさんの前にいる蒼井さんと違う蒼井さんを僕は見せていただいている」は、蒼井が「魔性の女」と呼ばれていることについて「気にしていない」と答えたコメントの一部。これは、目の前の女性を口説くセリフとしても使えます。じっと目を見て「僕はみんなが知っている○○さんと違う○○さんを見せてもらってるんだな」と言えば、「ああ、もう好きにして」と思ってくれるに違いありません。

 ステップ5は、いよいよプロポーズ。プロポーズだけでなく、関係を大きく前進させる重要な場面でも使えます。むしろそっちで積極的に使いたいところ。「重いって思わないでください」と前置きして、たとえば「ホテルに行きたいです」と提案し、続いて「引きます?」と尋ねて控え目で謙虚な一面を見せるのはどうでしょう。いや、ぜんぜん功を奏さず、それどころか逆に怒りをかったとしても、当方としては責任はとれませんけど。

 ほかにも、冷蔵庫の扉をちゃんと閉めると好感を持ってもらえるとか、LINEで敬語を徐々に減らすことで距離を詰められるとか、そのあたりも学ばせてもらいましょう。そして、ふたりの結婚から学びたい最大のポイントは「夢や希望を捨ててはいけない」ということ。山ちゃんと自分をいっしょにするのは、もちろん無理があります。しかし、図々しいのがおっさんの持ち味。少なくとも夢をふくらませる分には、何の遠慮もいりません。

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