しかし女性の検診率は依然として低く、特に乳がんや子宮頸がんの検診受診率はアメリカやイギリス、韓国などと比べてもかなり低い。
「その理由の1つは、会社で検診を受ける機会のある男性に比べて、専業主婦やパート勤務も多い女性は受ける機会が少ないからでしょう。1年に1回は人間ドックを受けるのが理想ですが、最低でも自治体のがん検診をきちんと受けること。がんは早期発見できれば、助かる可能性が充分にあります。また、普段から体の状態を相談できるかかりつけの医師がいればその病院で検診を受けられるだけでなく、先生が専門外であったとしても、いい病院を紹介してもらうことができます」(森山さん)
“血や熱に弱い”といわれる男性に比べて、女性はちょっとした不調を「いつものことだから」と見逃してしまいがち。兆候を感じたら万が一のことを考えて、早めに病院に行くように心がけたい。
※女性セブン2019年6月27日号