芸能

ジャニーズ事務所、その圧倒的経営力支えるビジネスモデル

ジャニーズ事務所が新戦略?

 ジャニーズ事務所社長、ジャニー喜多川氏(87)の緊急搬送が報じられたのは、6月19日のことだった。

「その前日の午後、ジャニー社長は自宅マンションで倒れ、都内の総合病院へ搬送されました。脳梗塞だったようです。病室には東山紀之(52)、中居正広(46)、木村拓哉(46)、嵐のメンバーら所属タレントが続々と駆けつけている。搬送からすでに1週間以上経っても容態について正式な発表がないままでした」(スポーツ紙記者)

 1962年6月に事務所が設立されてから57年。“トップ不在”がこれほど長期化するのは初めてのことで、「所属タレントばかりではなく、日本の芸能界全体がジャニー社長の容態について、固唾を呑んで見守っている」(同前)という。

 法人の規模としては資本金1000万円、社員数130人程度の「中小企業」のジャニーズ事務所。社長の入院がなぜ業界全体を巻き込んだ関心事になるのか。その背景にはジャニーズ事務所の“圧倒的な経営力”がある。

◆ファンの会費で年間200億円

 ジャニー氏は1931年、日系二世として米ロサンゼルスで生まれた。戦後、ロスでショービジネスに出会ったジャニー氏は、1962年にジャニーズ事務所を創業し、実姉のメリー喜多川副社長(92)と二人三脚で歩みを始める。

 初めて結成したグループは、その名の通り「ジャニーズ」。元々ジャニー氏がコーチを務めていた少年野球のチーム名で、その中から才能ある4人を抜擢した。

 スター性のある少年を見いだす能力に長け、彼らを育て上げ、華々しく世に送り出すという芸能ビジネスモデルは、画期的なものだった。

関連記事

トピックス

眞子さんの箱根旅行のお姿。耳には目立つイヤリングも(2018年)
小室眞子さんの“ゆったりすぎるコート”に「マタニティコーデ」を指摘する声も…皇室ジャーナリスト「ご懐妊でも公表しない可能性」
NEWSポストセブン
すき家の「口コミ」が騒動に(時事通信、提供元はゼンショーホールディングス)
《すき家のレビュー投稿で騒然》「味噌汁の中にネズミの死骸」画像が拡散 SNSでは「AIによる画像では」との指摘もあるが…広報担当者は「確認中」
NEWSポストセブン
放送100年という記念の日に各局では、さまざまなジャンルの特番が放送される(写真/PIXTA)
《各局の現在地が鮮明に》“放送100年”の日に見えたフジテレビの危機 ブレないテレ東、“実より名を取る”テレ朝 
NEWSポストセブン
3月1日に亡くなったフリーアナウンサーのみのもんたさん
《みのもんたさんは焼き肉で…》“誤飲”の恐ろしさ「窒息事故発生件数が多い食品」と「事故が起きた場合に重症となる割合が高い食品」、まったく異なるそれぞれのトップ3
女性セブン
作品名『フラミンゴ』
プロモデラー・金子辰也氏が語る“大人のプラモデル作り” 設計図通りに作らずオリジナリティのある作品を目指すことで「プラモに表情が出てくる」
週刊ポスト
サインと写真撮影に応じ“神対応”のロバーツ監督
ドジャース・ロバーツ監督が訪れた六本木・超高級和食店での“神対応” 全員のサインと写真撮影に応じ、間違えてファンの車に乗ってしまう一幕も
週刊ポスト
元SKE48の江籠裕奈
【元SKE48でいちばんの愛されっ子“えごちゃん”】江籠裕奈が大人の新境地を魅せた「新しい私が写っていると思います!」
週刊ポスト
男性キャディの不倫相手のひとりとして報じられた川崎春花(時事通信フォト)
“トリプルボギー不倫”女子ゴルフ選手を待ち受ける「罰金地獄」…「4人目」への波及も噂され周囲がハラハラ
週刊ポスト
大村崑さん、桂文枝師匠
春場所の溜席に合計268歳の好角家レジェンド集結!93歳・大村崑さんは「相撲中継のカット割りはわかっているので、映るタイミングで背筋を伸ばしてカメラ目線です」と語る
NEWSポストセブン
大谷翔平の第一号に米メディアが“疑惑の目”(時事通信、右はホームランボールをゲットした少年)
「普通にホームランだと思った」大谷翔平“疑惑の第1号”で記念ボールゲットの親子が語った「ビデオ判定時のスタンドの雰囲気」
NEWSポストセブン
水原一平(左、Aflo)と「親友」デビッド・フレッチャー(右、時事通信)
《大谷翔平のチームメイトに誘われて…》水原一平・元通訳が“ギャンブルに堕ちた瞬間”、エンゼルス時代の親友がアップした「チャリティー・ポーカー」投稿
NEWSポストセブン
「ナスD」として人気を博したが…
《俺って、会社でデスクワークするのが苦手なんだよね》テレビ朝日「ナスD」が懲戒処分、517万円を不正受領 パワハラも…「彼にとって若い頃に経験したごく普通のことだったのかも」
NEWSポストセブン