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2019.07.08 16:00  NEWSポストセブン

ジャニーズ支えるJr.育成システム 女性アイドル業界では?

ジャニーズ事務所が多くの人気アイドルを輩出できる理由とは?(写真/共同通信社)

 解離性脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血で入院中であることが明らかになったジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長(87歳)。その病室には、連日ジャニーズ事務所のアイドルたちがお見舞いにきているという。

 そんなジャニーズ事務所に所属するタレントたちは皆、ジャニー社長によって見出された逸材ばかりだ。

「ジャニーズ事務所に送られてきた履歴書をジャニー社長がチェックし、目にとまった少年たちがオーディションを受けるそうです。オーディションに合格するとジャニーズJr.として先輩のバックダンサーを務めるわけですが、Jr.としての活動の中でメンバーたちはスキルを磨き、そしてデビューへと向かっていきます」(音楽業界関係者)

 ジャニーズJr.での育成期間を経て、デビューするというシステムは、ジャニー社長が編み出したものだという。アイドル業界に詳しいフリーライターの大塚ナギサ氏はこう話す。

「芸能事務所に所属してレッスンを受けている“タレントの卵”は珍しいものではありません。しかし、ジャニーズJr.は、先輩のステージに立ったり、あるいはジャニーズJr.の単独公演に出演したりと、デビュー予備軍でありながらファンの前でパフォーマンスをする機会が与えられている点が大きな特徴です。客前に立つことでプロ意識も芽生えるし、ファンにとっては、フレッシュな新人たちの成長を見守る楽しみもある。実践的な育成方法としてかなり画期的なシステムです」(大塚氏・以下同)

 こうした育成システムは、女性アイドルの世界にもあるのだろうか?

 たとえば、モーニング娘。’19、アンジュルム、Juice=Juiceなどが所属するハロー!プロジェクトには、ジャニーズJr.に相当する「ハロプロ研修生」という育成組織がある。北海道を拠点に置く「ハロプロ研修生北海道」も活動中だ。

「ハロプロ研修生は、ハロプロ全体が出演するコンサートでバックダンサーを務めるほか、選抜メンバーが先輩グループのコンサートツアーに帯同することもあります。また、3か月に1回『ハロプロ研修生発表会』として、単独公演も行っています」

 ハロプロ研修生内で新ユニットが結成され、デビューすることもあれば、ハロプロ研修生から選ばれたメンバーがモーニング娘。やアンジュルム、Juice=Juiceに加入するというパターンもある。

「ハロプロは一般公募のオーディションも実施していますが、オーディションからいきなり正規メンバーになるケースは減りつつあり、今は研修生からの昇格こそがデビューへのメインルートとなっています。最近のハロプロは、歌やダンスのレベルが高くなっていて、研修生としてレッスンを受けていないと、なかなか先輩たちに追いつけないという事情もあるでしょう。グループとしての完成度を保つためにも、ハロプロ研修生というシステムが重要となっているのです」

 AKB48グループにも「研究生」という形で、デビュー予備軍が所属している。

「48グループの研究生も、正式にグループに所属する前のメンバーです。しかし、ごくまれに研究生の状態で選抜メンバーに選ばれて、コンサートや音楽番組などに出演することもあります。また、何らかの事情で正規メンバーから研究生に降格されることがある点は、48グループならではだと思います」

 乃木坂46にも「研究生」という肩書きのメンバーがいたこともあったが、現在「研究生」は所属していない。

「乃木坂46の2期生は『研究生』として加入し、その後昇格して2期生となりましたが、それ以降は『研究生』という肩書きのメンバーはいません。また、2018年には、乃木坂46、欅坂46、けやき坂46(現・日向坂46)の3組による『坂道合同オーディション』が開催されました。このオーディションでは39名が合格し、そのうち21名が各グループに配属され正規メンバーとなり、残りの合格者は『坂道研修生』となると発表されています。しかしながら、この坂道研修生がファンの前に出てくることはないので、普通の芸能事務所のレッスン生のような存在だと思います」

 ジャニーズだけではなく、女性アイドル業界でもそれぞれ特徴を持った若手の育成システムがあるのだ。

「特にハロプロはライブ活動に重きを置いていますし、48グループも専用劇場での公演が活動のベースにある。ステージ上でのパフォーマンスを重視するアイドルグループにとって、こうした育成システムは理にかなっているということなのでしょう」

 ジャニーズ事務所が多くの人気アイドルを世に送り出すことができるのも、ジャニー社長が編み出したこうした育成システムがあることが大きな要因と言えそうだ。

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