スポーツ

日テレ・巨人戦中継「ゴールデン帯で視聴率5.1%」の落胆

原辰徳監督の通算1000勝達成で注目されるかと思いきや…(写真:時事通信フォト)

「20年前、巨人戦中継は毎試合のように地上波で放送され、視聴率20%を取っていた」──。そう言っても、今の20代以下には信じられないかもしれない。7月31日、日本テレビ系で放送された巨人対広島戦は視聴率5.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)。昨年限りで監督を退任した高橋由伸氏、二岡智宏氏という巨人OBを解説に迎えたが、同時間帯のテレビ東京系『一茂&良純の自由すぎるTV』の6.1%にも敗れ、ゴールデン帯の中で最も視聴率の低い番組となった。テレビ局関係者が話す。

「現在、セ・リーグ首位の巨人にとって、3位広島、2位DeNAと続く今週の6連戦は5年ぶりの優勝を実現できるかどうかの注目カード。しかも、中継前日の30日には原辰徳監督が通算1000勝を達成し、翌日のスポーツ紙でも大々的に特集が組まれた。ファンにとっては大きな話題でしたが、巨人ファン以外には興味のない出来事だったのかもしれません」(以下同)

 試合展開も、序盤に広島が3点をリードしたが、7回に巨人・ゲレーロが2ランを放ち、1点差に。その後、2死満塁で坂本勇人に回り、球場は盛り上がりを見せた。結局、坂本は打ち取られ、そのまま広島が3対2で勝利したが、見所の多い接戦だった。

「この日は試合開始の6時からはBS日テレ、7時からは地上波の日本テレビ、8時54分からBS日テレというリレーナイターであり、『BSでも放送していたから数字が良くなかった』という言い訳は通用しない。もう何年も前から分かっていることですが、プロ野球のレギュラーシーズンで視聴率を獲ることは厳しい」

 日本テレビは、なぜ「この日」に巨人戦を地上波中継したのか。

「日テレは巨人との関係もあるので、年に数試合は放送しないといけない義務感を持っている。かといって、なるべく高視聴率番組の放送を取りやめることはしたくない。水曜19時台の『衝撃のアノ人に会ってみた!』はスポーツ局制作ですし、4月のスタートから今まで1度も2ケタを獲っていない。そうしたことも考慮して、巨人戦中継を水曜のこの日に設定したのだと思います。ただ、『衝撃のアノ人』も前週24日の2時間スペシャルは9.1%で、過去2番目に良い数字だった。せっかく上昇気流に乗った翌週、巨人戦のため放送できなかったのは痛いですね」

関連記事

トピックス

小林ひとみ
結婚したのは“事務所の社長”…元セクシー女優・小林ひとみ(62)が直面した“2児の子育て”と“実際の収入”「背に腹は代えられない」仕事と育児を両立した“怒涛の日々” 
NEWSポストセブン
松田聖子のものまねタレント・Seiko
《ステージ4の大腸がん公表》松田聖子のものまねタレント・Seikoが語った「“余命3か月”を過ぎた現在」…「子供がいたらどんなに良かっただろう」と語る“真意”
NEWSポストセブン
今年5月に芸能界を引退した西内まりや
《西内まりやの意外な現在…》芸能界引退に姉の裁判は「関係なかったのに」と惜しむ声 全SNS削除も、年内に目撃されていた「ファッションイベントでの姿」
NEWSポストセブン
(EPA=時事)
《2025の秋篠宮家・佳子さまは“ビジュ重視”》「クッキリ服」「寝顔騒動」…SNSの中心にいつづけた1年間 紀子さまが望む「彼女らしい生き方」とは
NEWSポストセブン
イギリス出身のお騒がせ女性インフルエンサーであるボニー・ブルー(AFP=時事)
《大胆オフショルの金髪美女が小瓶に唾液をたらり…》世界的お騒がせインフルエンサー(26)が来日する可能性は? ついに編み出した“遠隔ファンサ”の手法
NEWSポストセブン
日本各地に残る性器を祀る祭りを巡っている
《セクハラや研究能力の限界を感じたことも…》“性器崇拝” の“奇祭”を60回以上巡った女性研究者が「沼」に再び引きずり込まれるまで
NEWSポストセブン
初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン
指名手配中の八田與一容疑者(提供:大分県警)
《ひき逃げ手配犯・八田與一の母を直撃》「警察にはもう話したので…」“アクセルベタ踏み”で2人死傷から3年半、“女手ひとつで一生懸命育てた実母”が記者に語ったこと
NEWSポストセブン
初公判では、証拠取調べにおいて、弁護人はその大半の証拠の取調べに対し不同意としている
《交際相手の乳首と左薬指を切断》「切っても再生するから」「生活保護受けろ」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が語った“おぞましいほどの恐怖支配”と交際の実態
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン