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夏の甲子園 注目の「難読球児」にアナウンサーも困惑?

履正社の主将・野口海音選手(共同通信社)

 いよいよ開幕を迎えた夏の甲子園。令和最初の大会ではどんなスターが生まれるのか──高校野球ファンの興味は高まるばかりだが、各代表高の「メンバー表」を見ると「あれ……?」と戸惑いを覚えるかもしれない。球児たちの名前が、とにかく「読めない」のだ。

 成、勇陽、海音、彪雅、史陽、天晴──彼らの名前を全員読めれば、相当な高校野球フリークだろう。彼らはいずれも今大会の“主役”候補だ。

「遠藤成」は、激戦区・神奈川を制した東海大相模の3年生。打っては高校通算45本塁打のスラッガー、投げては最速145キロのストレートを誇り、プロ球団のスカウトが注目する二刀流だ。名前は「せい」ではなく、「じょう」と読む。

 地方大会の話題を独占した163キロ右腕・佐々木朗希(ろうき)を要する大船渡を、岩手大会決勝で下した花巻東。メジャーリーグで活躍する菊池雄星や大谷翔平の系譜を継ぐ同校のエースが「西舘勇陽(ゆうひ)」だ。2人の大先輩に比肩する150キロの速球が武器だが、地方大会では安定感を欠いただけに、甲子園で真価が問われそうだ。

 春夏連続出場を果たした大阪・履正社。今大会の優勝候補筆頭に挙げられるチームを扇の要として支えるのが主将の「野口海音(みのん)」だ。高校ナンバーワン捕手の呼び声高く、U-15日本代表の主将も務めた強いリーダーシップもスカウトからの評価が高い。

 群馬県勢初の4大会連続出場となる前橋育英では、エースの「梶塚彪雅(ひょうが)」がチームを引っ張る。名前の由来は「氷河」で、〈「広大な氷河のごとく壮大な気持ちを持ち、常に冷静な人間であるように」と両親に名付けられた〉(日刊スポーツ)とのこと。

 春夏5季連続出場を成し遂げた智弁和歌山。その5季すべてで甲子園出場を果たすキャプテンの「黒川史陽(ふみや)」は、強打のリードオフマン。和歌山大会決勝では先頭打者ホームランで勢いをつけた。ちなみに父・洋行さんは、1993年のセンバツで全国制覇した上宮(大阪)の主将である。

 黒川が牽引する智弁和歌山で4番を張るのは、スーパー1年生の「徳丸天晴(てんせい)」。和歌山大会では打率5割。「“あっぱれ(天晴れ)な男に育ってほしい”と願って父親が名付けたそうです。本人も気に入っているようで、名前の由来についての質問にはにかみながら答えています」(スポーツ紙記者)

 他にも特徴的な名を持つ球児がズラリ。

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