芸能

元吉本芸人「ヤクザと簡単に切れへんことはみんな知ってる」

騒動はいつ、どのように着地するのか(写真/時事通信フォト)

 闇営業騒動は吉本興業内の様々な問題に飛び火した。そんななか、“芸能界と反社”について爆弾告発したのが漫談家の前田五郎(77)。坂田利夫(77)との漫才コンビ「コメディNo.1」で人気を博した、元吉本のベテランである。

 騒動渦中の7月21日、YouTubeの配信番組で前田はこう言い放った。

「大崎(洋)会長が僕らのマネージャーをしとった時にヤクザの仕事を持ってきて、それに行ってんねんから、何回も。それを出さんとええカッコ抜かしやがって」

 本誌・週刊ポストは前田の元に飛んだ。前田曰く、吉本とヤクザの関係は創業家である林家から始まっているという。

「当時の“発注先”はほとんどが山口組本家やった。もともと林正之助会長(創業者・吉本せいの弟)と山口組三代目(田岡一雄組長)の仲は有名(*注)で、その縁もあって本家の祝い事や催しには必ず吉本芸人に声がかかったんですわ。

【*注:1968年1月、正之助氏は田岡一雄組長と組んでレコード会社を乗っ取ろうとしたとして、恐喝の疑いで兵庫県警に逮捕された。当時、正之助氏は「山口組があるから、レコードの販売、製造がうまくいく」などとレコード会社の設立者を脅したと報じられている】

 三代目が亡くなった時は追悼の盆踊り会があって、吉本の芸人は会社命令で参加させられたほどや。その場に菅原文太さんや山城新伍さんらがおって驚いた。

 それと、僕は三代目の息子の満ちゃん(田岡満)と生まれた年が近くて、ようかわいがってもらって個人的に仕事をもらってた。満ちゃんは、『これ、とっておきいな』と他の3倍のギャラをそっとくれるので、喜んで仕事をしていました」

関連記事

トピックス

カラオケ大会を開催した中条きよし・維新参院議員
中条きよし・維新参院議員 芸能活動引退のはずが「カラオケ大会」で“おひねり営業”の現場
NEWSポストセブン
元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
コーチェラの出演を終え、「すごく刺激なりました。最高でした!」とコメントした平野
コーチェラ出演のNumber_i、現地音楽関係者は驚きの称賛で「世界進出は思ったより早く進む」の声 ロスの空港では大勢のファンに神対応も
女性セブン
文房具店「Paper Plant」内で取材を受けてくれたフリーディアさん
《タレント・元こずえ鈴が華麗なる転身》LA在住「ドジャー・スタジアム」近隣でショップ経営「大谷選手の入団後はお客さんがたくさん来るようになりました」
NEWSポストセブン
襲撃翌日には、大分で参院補選の応援演説に立った(時事通信フォト)
「犯人は黙秘」「動機は不明」の岸田首相襲撃テロから1年 各県警に「専門部署」新設、警備強化で「選挙演説のスキ」は埋められるのか
NEWSポストセブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
5月31日付でJTマーヴェラスから退部となった吉原知子監督(時事通信フォト)
《女子バレー元日本代表主将が電撃退部の真相》「Vリーグ優勝5回」の功労者が「監督クビ」の背景と今後の去就
NEWSポストセブン
襲撃翌日には、大分で参院補選の応援演説に立った(時事通信フォト)
「犯人は黙秘」「動機は不明」の岸田首相襲撃テロから1年 各県警に「専門部署」新設、警備強化で「選挙演説のスキ」は埋められるのか
NEWSポストセブン