芸能

高倉健さんがゲイバーのママに明かしていた「女性観」

高倉健と長嶋茂雄に挟まれる吉野ママ

 今年米寿を迎えた六本木の伝説のゲイバー「吉野」のママ、吉野寿雄氏(88)。かつて美空ひばり、石原裕次郎、長嶋茂雄、三島由紀夫など各界のスターたちが集った店として知られる「吉野」で見せた高倉健さんの素顔について、「終活の一環として思い出を記録に残しておきたい」と語った。

 * * *
〈江利チエミと離婚してから独身を貫いた高倉健には表立った熱愛報道もなく、女性関係についてはベールに包まれていた。だが、高倉は吉野ママには、自らの「女性観」を明かしていた〉

 チエミさんと結婚している頃から、健さんは「なあ、およし。俺は、味噌汁とご飯がうまい女がいればいいんだよ」と、ことあるごとに言っていた。

 健さん、チエミさんとの結婚前にも彼女はいたの。まだ大学生の頃、駆け出しの女優と付き合っていたんだけど、その子のことを当時のスター俳優が見初めてしまった。彼女は交際相手の健さんに「今日はコレを買ってもらった」って貰ったものを自慢するようになったの。健さん、「女ってこういうものなのか。だったら俺も金の稼げる役者になってやろう」って俳優になったって。

〈死後、高倉は極秘に一般女性と養子縁組をしていたことが発覚し、大きな話題となった。吉野ママが言う。〉

 それを聞いて「ああ、健さん、やっと最後に安らげる場所を見つけた。味噌汁とご飯のうまい女を見つけたんだな」と思った。健さんは大スターになってしまったから、私生活でも「俳優・高倉健」を演じなければならなかったけれども、中身は、純な心を持った“九州のあんちゃん”だった。あちらに旅立った今、(本名の)「小田剛一」に戻って、ゆっくりと過ごしてほしいと思っているのよ。

●取材・文/宇都宮直子

※週刊ポスト2019年8月30日号

関連記事

トピックス

実力もファンサービスも超一流
【密着グラフ】新大関・安青錦、冬巡業ではファンサービスも超一流「今は自分がやるべきことをしっかり集中してやりたい」史上最速横綱の偉業に向けて勝負の1年
週刊ポスト
国宝級イケメンとして女性ファンが多い八木(本人のInstagramより)
「国宝級イケメン」FANTASTICS・八木勇征(28)が“韓国系カリスマギャル”と破局していた 原因となった“価値感の違い”
NEWSポストセブン
今回公開された資料には若い女性と見られる人物がクリントン氏の肩に手を回している写真などが含まれていた
「君は年を取りすぎている」「マッサージの仕事名目で…」当時16歳の性的虐待の被害者女性が訴え “エプスタインファイル”公開で見える人身売買事件のリアル
NEWSポストセブン
タレントでプロレスラーの上原わかな
「この体型ってプロレス的にはプラスなのかな?」ウエスト58センチ、太もも59センチの上原わかながムチムチボディを肯定できるようになった理由【2023年リングデビュー】
NEWSポストセブン
12月30日『レコード大賞』が放送される(インスタグラムより)
《度重なる限界説》レコード大賞、「大みそか→30日」への放送日移動から20年間踏み留まっている本質的な理由 
NEWSポストセブン
若手俳優として活躍していた清水尋也(時事通信フォト)
「もしあのまま制作していたら…」俳優・清水尋也が出演していた「Honda高級車CM」が逮捕前にお蔵入り…企業が明かした“制作中止の理由”《大麻所持で執行猶予付き有罪判決》
NEWSポストセブン
「戦後80年 戦争と子どもたち」を鑑賞された秋篠宮ご夫妻と佳子さま、悠仁さま(2025年12月26日、時事通信フォト)
《天皇ご一家との違いも》秋篠宮ご一家のモノトーンコーデ ストライプ柄ネクタイ&シルバー系アクセ、佳子さまは黒バッグで引き締め
NEWSポストセブン
ハリウッド進出を果たした水野美紀(時事通信フォト)
《バッキバキに仕上がった肉体》女優・水野美紀(51)が血生臭く殴り合う「母親ファイター」熱演し悲願のハリウッドデビュー、娘を同伴し現場で見せた“母の顔” 
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組の抗争相手が沈黙を破る》神戸山口組、絆會、池田組が2026年も「強硬姿勢」 警察も警戒再強化へ
NEWSポストセブン
和歌山県警(左、時事通信)幹部がソープランド「エンペラー」(右)を無料タカりか
《和歌山県警元幹部がソープ無料タカり》「身長155、バスト85以下の細身さんは余ってませんか?」摘発ちらつかせ執拗にLINE…摘発された経営者が怒りの告発「『いつでもあげられるからね』と脅された」
NEWSポストセブン
結婚を発表した趣里と母親の伊藤蘭
《趣里と三山凌輝の子供にも言及》「アカチャンホンポに行きました…」伊藤蘭がディナーショーで明かした母娘の現在「私たち夫婦もよりしっかり」
NEWSポストセブン
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
《恐怖のマッサージルームと隠しカメラ》10代少女らが性的虐待にあった“悪魔の館”、寝室の天井に設置されていた小さなカメラ【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン