芸能

山口達也、恩人・ジャニー氏の誰にも語ったことがない思い出

1年4か月ぶりに取材に応じた山口達也

 ジャニーズ事務所退所からはや1年4か月。元TOKIOの山口達也(47才)が沈黙を破り、本誌・女性セブンの取材に答えた。

 昨年4月、テレビ番組で知り合った女子高生を自宅に呼び出し、酒に酔った状態で強引にキスを迫るなどして強制わいせつ容疑で書類送検(後に起訴猶予処分)された山口。5月にはTOKIOから脱退し、ジャニーズ事務所も退所した。

 山口が表舞台から消えてから、ジャニーズ事務所には大きな動きがあった。今年6月18日にくも膜下出血で倒れ、緊急搬送されたジャニーズ事務所社長・ジャニー喜多川さんは、意識不明のまま7月9日に他界。その間、ジャニーズの所属タレントたちは病院に集結し、ジャニーさんとの別れを惜しんだ。山口は病院にもその後の家族葬にも出席していない。

 山口にジャニーさんへの思いを聞いた。

──ジャニーさんは山口さんにとってどんな存在でした?

「人生の恩人ですよ。そもそもTOKIOは、姪のジュリーさんのプロデュースとしてデビューしました。ジャニーさんは現場に来る立場ではなかった。でも、デビュー前、コンサートのゲネプロの時、公演会場にやって来たんです。チラッと見たら1階の客席で寝ていました。しばらくして見たら今度は2階の客席で寝てる。また見ると次は3階で寝てる。

 ゲネプロが終わって楽屋で“YOUたちの演奏がくだらないからぼくは寝ちゃったよ。本当につまらないね”って。でも、その後にアドバイスをくれるんです。“YOUの立ち位置を変えた方がいい”とか。ジャニーさんは、客席を移動していろんな角度からメンバーがどう見えるかチェックしていたんです。寝たふりをして。

 デビュー直前のある日のイベントで、司会のかたに“歌ってみていかがでしたか?”ってマイクを向けられた長瀬(智也・40才)が“いやぁ、緊張してうまく歌えなかったです”と答えたことがありました。楽屋に戻ると、いないはずのジャニーさんがいて、猛烈に怒ってるんです。“緊張してるなんて言わないでよ! YOUたちプロなんだから! TOKIOは最悪だね”って。

 デビューしてからしばらくは私たちのコンサートの楽屋にこっそり現れては、“最低だったよ”“あのMCはつまらないね”と文句ばかり言われて…ジャニーさんに嫌われてるんだ、って本気で思っていました。ある時までは。

 しばらくして、後輩たちがこんなことを言うんです。“ジャニーさんがTOKIOを見習えっていつも言うんです”。V6とかKinKi Kidsに“TOKIOは最高だよ。TOKIOは本当にすごい。YOUたちには同じことできないよ”ってめちゃくちゃ褒めてくれていたんです。それがわかったのはデビューから数年後のことでした。私たちを頑張らせるために敢えて厳しく言ってくれていたんです」

──個人的な思い出はありますか?

山口達也の体は絞られていた

関連記事

トピックス

なかやまきんに君が参加した“謎の妖怪セミナー”とは…
なかやまきんに君が通う“謎の妖怪セミナー”の仰天内容〈悪いことは妖怪のせい〉〈サントリー製品はすべて妖怪〉出演したサントリーのウェブCMは大丈夫か
週刊ポスト
グラビアから女優までこなすマルチタレントとして一世を風靡した安田美沙子(本人インスタグラム)
《過去に独立トラブルの安田美沙子》前事務所ホームページから「訴訟が係属中」メッセージが3年ぶりに削除されていた【双方を直撃】
NEWSポストセブン
阿部詩は過度に着飾らず、“自分らしさ”を表現する服装が上手との見方も(本人のインスタグラムより)
柔道・阿部詩、メディア露出が増えてファッションへの意識が変化 インスタのフォロワー30万人超えで「モデルでも金」に期待
週刊ポスト
エンゼルス時代、チームメートとのコミュニケーションのためポーカーに参加していたことも(写真/AFP=時事)
《水原一平容疑者「違法賭博の入り口」だったのか》大谷翔平も参加していたエンゼルス“ベンチ裏ポーカー”の実態 「大谷はビギナーズラックで勝っていた」
週刊ポスト
中条きよし氏、トラブルの真相は?(時事通信フォト)
【スクープ全文公開】中条きよし参院議員が“闇金顔負け”の年利60%の高利貸し、出資法違反の重大疑惑 直撃には「貸しましたよ。もちろん」
週刊ポスト
昨秋からはオーストラリアを拠点に練習を重ねてきた池江璃花子(時事通信フォト)
【パリ五輪でのメダル獲得に向けて】池江璃花子、オーストラリア生活を支える相方は元“長友佑都の専属シェフ”
週刊ポスト
店を出て並んで歩く小林(右)と小梅
【支払いは割り勘】小林薫、22才年下妻との仲良しディナー姿 「多く払った方が、家事休みね~」家事と育児は分担
女性セブン
大の里
新三役・大の里を待つ試練 元・嘉風の中村親方独立で懸念される「監視の目がなくなる問題」
NEWSポストセブン
テレビや新聞など、さまざまなメディアが結婚相手・真美子さんに関する特集を行っている
《水原一平ショックを乗り越え》大谷翔平を支える妻・真美子さんのモテすぎ秘話 同級生たちは「寮内の食堂でも熱視線を浴びていた」と証言 人気沸騰にもどかしさも
NEWSポストセブン
「特定抗争指定暴力団」に指定する標章を、山口組総本部に貼る兵庫県警の捜査員。2020年1月(時事通信フォト)
《山口組新報にみる最新ヤクザ事情》「川柳」にみる取り締まり強化への嘆き 政治をネタに「政治家の 使用者責任 何処へと」
NEWSポストセブン
行きつけだった渋谷のクラブと若山容疑者
《那須2遺体》「まっすぐ育ってね」岡田准一からエールも「ハジけた客が多い」渋谷のクラブに首筋タトゥーで出没 元子役俳優が報酬欲しさに死体損壊の転落人生
NEWSポストセブン
愛子さま
【愛子さま、日赤に就職】想定を大幅に上回る熱心な仕事ぶり ほぼフルタイム出勤で皇室活動と“ダブルワーク”状態
女性セブン