芸能

巨人戦視聴率6.7%の日テレの苦悩 裏番組は高視聴率連発

視聴率3冠王を狙う日本テレビの苦悩とは(写真:時事通信フォト)

 8月29日、日本テレビがゴールデン帯で巨人対広島戦を中継。松井秀喜氏、高橋由伸氏という1990年代後半から2000年代前半にかけて巨人の主軸を担った2人がダブル解説を務めたものの、視聴率6.7%(ビデオリサーチ調べ/関東地区。以下同)に終わった。日テレが普段2ケタを取る時間帯にこの数字を叩き出したことで、他局の視聴率が跳ね上がった。テレビ局関係者が話す。

「日テレとしては、巨人の試合を地上波で年に数試合は放送しないわけにもいかないとはいえ、本音を言えば避けたいところかもしれません。8月の木曜日に日本テレビの19~20時台帯は10%前後だったのに、29日は6.7%で同時間帯最下位。この日、裏番組のTBS『モニタリング』の3時間スペシャルは明石家さんまの出演もあって、14.3%を記録。最近、平日のバラエティでなかなか見られない高視聴率です。番組の8月の数字は1日9.8%、8日9.4%、15日9.8%と2ケタに届いていなかった。

 テレビ朝日の『くりぃむしちゅーのハナタカ!優越館』も12.5%と伸びた。この番組も8月1日9.4%、8日7.6%、15日7.9%、22日8.4%と1度も2ケタに乗っていない。テレビ東京の『太川蛭子の旅バラ』も、3時間スペシャルで7.9%(1部)を獲得。8月は1日2.7%、8日3.1%、22日4.7%といずれも5%を切っていた。29日は人気コンテンツである『ローカル路線バスの旅』を持ってきた影響もあるとはいえ、野球中継で離れた視聴者を獲得したのでしょう」

 高視聴率の裏には、野球中継の日を狙い澄ました他局の作戦勝ちもあるという。

「TBSは改編期でもない時期に明石家さんまをブッキング。テレ東は太川陽介と蛭子能収のコンビ復活後、『路線バスの旅』企画を1泊2日に縮めていたものの、この日は2泊3日に伸ばした。しかも、2番組とも3時間スペシャル。野球中継が2時間であることを見越し、終了後に日テレにチャンネルを戻させないという意図もあったと思います」(同前)

関連記事

トピックス

11歳年上の交際相手に殺害されたとされるチャンタール・バダルさん(21)。アルバイトをしながら日本語を学んでいた
「ホテルで胸を…」11歳年上の交際相手女性・浅香真美容疑者(32)に殺害されたバダルさん(21)の“魅力的な素顔”を兄が告白【千葉・ネパール人殺害】
佳子さまの“着帽なし”の装いが物議を醸している(写真/共同通信社)
「マナーとして大丈夫なのか」と心配の声も…佳子さま“脱帽ファッション”に込められた「姉の眞子さんから受け継ぐ」日本の伝統文化への思い
週刊ポスト
「秋の園遊会」に出席された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年10月28日、撮影/JMPA)
《秋の園遊会》 赤色&花の飾りで“仲良し”コーデ 愛子さまは上品なきれいめスタイル、佳子さまはガーリーなデザイン
NEWSポストセブン
(写真/アフロ)
《155億円はどこに》ルーブル美術館強盗事件、侵入から逃走まで7分間の「驚きの手口」 盗まれた品は「二度と表世界には戻ってこない」、蒐集家が発注の可能性も 
女性セブン
真美子さんが“奥様会”の写真に登場するたびに話題に(Instagram /時事通信フォト)
《ピチピチTシャツをデニムジャケットで覆って》大谷翔平の妻・真美子さん「奥様会」での活動を支える“元モデル先輩ママ” 横並びで笑顔を見せて
NEWSポストセブン
ミントグリーンのワンピースをお召しになった佳子さま(写真はブラジル訪問時。時事通信フォト)
《ふっくらした“ふんわり服”に》秋篠宮家・佳子さまが2度目の滋賀訪問で表現した“自分らしい胸元スッキリアレンジ”、スタイリストが解説
NEWSポストセブン
クマによる被害が相次いでいる(左・イメージマート)
《男女4人死傷の“秋田殺人グマ”》被害者には「顔に大きく爪で抉られた痕跡」、「クラクションを鳴らしたら軽トラに突進」目撃者男性を襲った恐怖の一幕
NEWSポストセブン
遠藤
人気力士・遠藤の引退で「北陣」を襲名していた元・天鎧鵬が退職 認められないはずの年寄名跡“借株”が残存し、大物引退のたびに玉突きで名跡がコロコロ変わる珍現象が多発
NEWSポストセブン
「全国障害者スポーツ大会」を観戦された秋篠宮家・次女の佳子さま(2025年10月26日、撮影/JMPA)
《注文が殺到》佳子さま、賛否を呼んだ“クッキリドレス”に合わせたイヤリングに…鮮やかな5万5000円ワンピで魅せたスタイリッシュなコーデ
NEWSポストセブン
本拠地で大活躍を見せた大谷翔平と、妻の真美子さん
《スイートルームを指差して…》大谷翔平がホームラン後に見せた“真美子さんポーズ”「妻が見に来てるんだ」周囲に明かす“等身大でいられる関係”
NEWSポストセブン
女優・八千草薫さんの自宅が取り壊されていることがわかった
《女優・八千草薫の取り壊された3億円豪邸の今》「亡き夫との庭を遺してほしい」医者から余命宣告に死の直前まで奔走した土地の現状
NEWSポストセブン
左から六代目山口組・司忍組長、六代目山口組・高山清司相談役/時事通信フォト、共同通信社)
「六代目山口組で敵う人はいない」司忍組長以上とも言われる高山清司相談役の“権力” 私生活は「100坪豪邸で動画配信サービス視聴」も
NEWSポストセブン