その作戦が功を奏したのか、日本テレビが21時台に放送した『秘密のケンミンSHOW』も9.6%と1ケタに落ち込んだ。通常、2ケタを計算できる番組まで失速し、この日の日テレはゴールデン、プライム帯の番組が全て1ケタに終わり、視聴率3冠王を目指す局として大きな打撃を受けた。
「フジテレビが『2019世界柔道選手権東京大会』を放送して6.8%だったことも、テレ朝やTBS、テレ東の数字を押し上げた一因でしょう。フジは来年の東京五輪を控え、柔道の放映権を獲得する一環としてゴールデン帯でオンエアしたと思います。メダルラッシュが期待される種目で、五輪では高視聴率も獲れるでしょう。長い目で見れば、この編成は成功かもしれない。ただ、今回は間が悪かった」(同前)
かつて、毎日のようにゴールデン帯で視聴率20%以上を記録していた巨人戦だが、現在の日テレにとっては悩みの種になっているようだ。