肉部門では豚肉がトップ。そのポイントは「疲労回復ビタミン」と呼ばれるビタミンB1だった。
「豚肉はビタミンB1の含有量がダントツに多く、牛肉の10倍。“疲れた時はお肉”といいますが、栄養学的には、牛焼肉や鶏の唐揚げよりも豚肉を食べる方が疲れが取れやすい。また、ビタミンB1には糖質を代謝してくれる働きもあります。ご飯や麺類などで糖質を摂っても、ビタミンB1が不足していると糖質をエネルギーに変えられないので、だるい、体が重い、やせない…と悪循環が生まれてしまうのです」(中沢さん)
9月に入ってからも暑い日が続き、まだ“夏バテ”が続いているという人も多いこの時期。豚肉を積極的に食べて疲れを吹き飛ばしてほしい。
この豚肉と、抜群に相性がいいのが5位のにんにくだ。
「にんにくやにら、ねぎなど、においの強い食材に含まれるアリインという香り成分を一緒に摂取すると、ビタミンB1の吸収率がグッと上がります。例えば、豚肉とにらの炒め物ににんにくをたっぷり効かせれば、豚肉の疲労回復パワーがより強く発揮されます」(中沢さん)
※女性セブン2019年9月26日・10月3日号