芸能

演歌界のプリンス中澤卓也、レーサーになる夢挫折の過去

こぼれる笑顔の「演歌界のプリンス」

 気軽に会いに行ける場で活躍する“会いに行けるスター”が多くの人々を魅了している。演歌歌手の中澤卓也(24才)もそんなスターの1人といえるだろう。

◆演歌にこだわらないジャンルレスな歌手に!

 演歌歌手・中澤卓也といえば、178cmの長身と甘いマスクで、20~80代の幅広い世代から人気を集める演歌界のホープだ。明るい笑顔も魅力的だが、時折見せる憂いのある表情にキュンとするマダムも多い。その表情の背景には大きな挫折があったという。

「歌手になる前はレーサーを目指していました。9才から6年間、本気で取り組んでいましたが、プロへの壁は厚かった…。心に穴が空いていたぼくに、祖母が『NHKのど自慢』への出場をすすめてくれました。これが大きな転機となったんです」(中澤卓也・以下同)

 のど自慢では森山直太朗の『さくら(独唱)』を披露し、その週のチャンピオンとなる。この放送を見ていたレコード会社からすぐにスカウトされ、瞬く間にデビューを果たした。

「過酷なレーサーとしての経験があったからこそ、“ここぞ”という時に心を落ち着かせられ、実力を発揮できたのだと思います。挫折はつらかったですが、だからこそ歌とファンの皆さんに出会えた。ハンドルをマイクに持ち替えた今は、皆さんと一緒に、トップを目指して走り抜きたいと思っています」

 のど自慢ではポピュラーミュージックを歌ったのに、演歌の道を選んだ理由についてもうかがった。

「作曲家・田尾将実先生に弟子入りして、演歌の世界を知りました。曲の一つひとつに物語があることが衝撃的で、すっかりその世界に魅せられました」

 演歌をイチから学んだが、ジャンルレスな歌手になりたいと、ギターやポピュラーミュージックの練習も欠かさずにいるという。

 見た目は草食系だが、歌の道には肉食系の演歌のプリンス。レースの世界で育まれたワイルドさが漂っていた。

関連キーワード

関連記事

トピックス

割れた窓ガラス
「『ドン!』といきなり大きく速い揺れ」「3.11より怖かった」青森震度6強でドンキは休業・ツリー散乱・バリバリに割れたガラス…取材班が見た「現地のリアル」【青森県東方沖地震】
NEWSポストセブン
前橋市議会で退職が認められ、報道陣の取材に応じる小川晶市長(時事通信フォト)
《前橋・ラブホ通い詰め問題》「これは小川晶前市長の遺言」市幹部男性X氏が停職6か月で依願退職へ、市長選へ向け自民に危機感「いまも想像以上に小川さん支持が強い」
NEWSポストセブン
3年前に離婚していた穴井夕子とプロゴルァーの横田真一選手(Instagram/時事通信フォト)
《ゴルフ・横田真一プロと2年前に離婚》穴井夕子が明かしていた「夫婦ゲンカ中の夫への不満」と“家庭内別居”
NEWSポストセブン
二刀流かDHか、先発かリリーフか?
【大谷翔平のWBCでの“起用法”どれが正解か?】安全策なら「日本ラウンド出場せず、決勝ラウンドのみDHで出場」、WBCが「オープン戦での調整登板の代わり」になる可能性も
週刊ポスト
高市首相の発言で中国がエスカレート(時事通信フォト)
【中国軍機がレーダー照射も】高市発言で中国がエスカレート アメリカのスタンスは? 「曖昧戦略は終焉」「日米台で連携強化」の指摘も
NEWSポストセブン
テレビ復帰は困難との見方も強い国分太一(時事通信フォト)
元TOKIO・国分太一、地上波復帰は困難でもキャンプ趣味を活かしてYouTubeで復帰するシナリオも 「参戦すればキャンプYouTuberの人気の構図が一変する可能性」
週刊ポスト
世代交代へ(元横綱・大乃国)
《熾烈な相撲協会理事選》元横綱・大乃国の芝田山親方が勇退で八角理事長“一強体制”へ 2年先を見据えた次期理事長をめぐる争いも激化へ
週刊ポスト
2011年に放送が開始された『ヒルナンデス!!』(HPより/時事通信フォト)
《日テレ広報が回答》ナンチャン続投『ヒルナンデス!』打ち切り報道を完全否定「終了の予定ない」、終了説を一蹴した日テレの“ウラ事情”
NEWSポストセブン
青森県東方沖地震を受けての中国の反応は…(時事通信フォト)
《完全な失敗に終わるに違いない》最大震度6強・青森県東方沖地震、発生後の「在日中国大使館」公式Xでのポスト内容が波紋拡げる、注目される台湾総統の“対照的な対応”
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の高場悟さんに対する”執着”が事件につながった(左:共同通信)
《名古屋主婦殺害》「あの時は振ってごめんねって会話ができるかなと…」安福久美子容疑者が美奈子さんを“土曜の昼”に襲撃したワケ…夫・悟さんが語っていた「離婚と養育費の話」
NEWSポストセブン
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
週刊ポスト
優勝パレードでは終始寄り添っていた真美子夫人と大谷翔平選手(キルステン・ワトソンさんのInstagramより)
《大谷翔平がWBC出場表明》真美子さん、佐々木朗希の妻にアドバイスか「東京ラウンドのタイミングで顔出ししてみたら?」 日本での“奥様会デビュー”計画
女性セブン