「混雑していて、座席前で身動きがとれない場合、右手でつり革を持つときは鞄は左肩、左手でつり革を持つときはその逆にして左右のバランスを取りましょう。一駅か二駅ごとに左右を入れ替えると、体幹のバランスが取れます」(同前)
また、日頃から鏡で自分の体の傾きをチェックすることも大切だという。
「体の傾きは腰にとって大敵です。鏡を見たときに体が左右どちらかに傾いていた場合、片方に重心が乗る体勢が続いていたということ。
もしそうなっていたら、傾いているほうと逆側の腰を横に突き出すような姿勢で30秒止める。これを1回3セット、朝昼晩やると体のバランスが取れて傾きが改善していきます。
そのときイメージする姿勢は映画『サタデー・ナイト・フィーバー』のジョン・トラボルタです。腰をくねらせるようにイメージしましょう」(同前)
また、外出時に自分の体重に加わるカバンをどう持つのかも腰痛対策では重要だ。
お茶の水整形外科院長で『カラダにOK! NG! 体操・動作・食事で「腰痛」は自分で治す』(ぴあ刊)の著書がある銅冶英雄氏はこう話す。