芸能

TBSの呼び掛けも… 表舞台から消えた子門真人氏の謎

テレビ局も居所はつかめず…(2015年に発売された『ベスト・オブ・ベスト 子門真人』のジャケット)

 10月7日、『歌のゴールデンヒット』(TBS系)が約4時間にわたって放送された。6度目となる今回は男性歌手のシングル総売上枚数ベスト100(オリコン調べ)を発表。ベスト3は1位・B’z、2位・Mr.Children、3位・嵐となった。番組では、100位から順に歌手の代表曲を、過去映像を中心に紹介。時折、現在の本人へのインタビューも挟まれた。その中で、74位の子門真人氏は居所がつかめず、司会の堺正章が「もしも子門さんがこの番組をご覧になっていたら、是非スタッフのほうにご連絡を頂ければ」と呼びかけた。

 子門氏は、1976年にシングル『およげ!たいやきくん』が大ヒット。現在まで売上枚数は457.7万枚に上り、オリコンの歴代シングル売上1位となっている。音楽関係者が話す。

「この曲は子供番組である『ひらけ!ポンキッキ』(フジテレビ系)で流れ、当初はこれほどヒットするとは思われていませんでした。出荷予定は1万5000枚で、子門は5万円の“買い取り契約”でした。しかし、予約段階で25万枚を超え、あれよあれよという間に100万枚、200万枚と売れていった。もし、子門さんが印税契約していたら、億万長者になっていたでしょう。思いもよらぬヒットをしたため、レコード会社側は子門さんに100万円と白いギター1本を贈ったという噂もあります」

『およげ!たいやきくん』がトリプルミリオンさえも超えた、史上唯一の“クアドラプルミリオン”を達成したため、子門は一発屋の印象をもたれがちだ。しかし、『ガッチャマン』『勇者ライディーン』『キカイダー』などの主題歌を担当する“アニメソングの帝王”という一面もあり、歌手としての評価は高かった。

「子門さんはプロ野球との縁も深く、1975年には太平洋クラブライオンズの応援歌『ぼくらの憧れライオンズ』を歌っています。同曲には当時の主力選手である江藤慎一兼任監督、土井正博、白仁天、ドン・ビュフォード、マティ・アルー、東尾修、加藤初などの名前が出てきます。1992年には『ホークスタウン物語』というダイエーホークスの歌を任されている。1996年にオリックス・イチローの応援歌である『イチロー讃歌』という曲が出来た時には、結果的には実現しなかったものの、スポーツ紙には歌い手の候補の1人として元チェッカーズの高杢禎彦と鶴久政治とともに、子門さんの名前も上がっていました」(同前)

関連記事

トピックス

世界中を旅するロリィタモデルの夕霧わかなさん。身長は133センチ
「毎朝起きると服が血まみれに…」身長133センチのロリィタモデル・夕霧わかな(25)が明かした“アトピーの苦悩”、「両親は可哀想と写真を残していない」オシャレを諦めた過去
NEWSポストセブン
人気シンガーソングライターの優里(優里の公式HPより)
《音にクレームが》歌手・優里に“ご近所トラブル”「リフォーム後に騒音が…」本人が直撃に語った真相「音を気にかけてはいるんですけど」
NEWSポストセブン
キャンパスライフをスタートされた悠仁さま
《5000字超えの意見書が…》悠仁さまが通う筑波大で警備強化、出入り口封鎖も 一般学生からは「厳しすぎて不便」との声
週刊ポスト
事実上の戦力外となった前田健太(時事通信フォト)
《あなたとの旅はエキサイティングだった》戦力外の前田健太投手、元女性アナの年上妻と別居生活 すでに帰国の「惜別SNS英文」の意味深
NEWSポストセブン
エライザちゃんと両親。Facebookには「どうか、みんな、ベイビーを強く抱きしめ、側から離れないでくれ。この悲しみは耐えられない」と綴っている(SNSより)
「この悲しみは耐えられない」生後7か月の赤ちゃんを愛犬・ピットブルが咬殺 議論を呼ぶ“スイッチが入ると相手が死ぬまで離さない”危険性【米国で悲劇、国内の規制は?】
NEWSポストセブン
1992年にデビューし、アイドルグループ「みるく」のメンバーとして活躍したそめやゆきこさん
《熱湯風呂に9回入湯》元アイドル・そめやゆきこ「初海外の現地でセクシー写真集を撮ると言われて…」両親に勘当され抱え続けた“トラウマ”の過去
NEWSポストセブン
左:激太り後の水原被告、右:
【激太りの近況】水原一平氏が収監延期で滞在続ける「家賃2400ドル新居」での“優雅な生活”「テスラに乗り、2匹の愛犬とともに」
NEWSポストセブン
折田楓氏(本人のinstagramより)
「身内にゆるいねアンタら、大変なことになるよ!」 斎藤元彦兵庫県知事と「merchu」折田楓社長の“関係”が県議会委員会で物議《県知事らによる“企業表彰”を受賞》
NEWSポストセブン
笑顔に隠されたムキムキ女将の知られざる過去とは…
《老舗かまぼこ屋のムキムキ女将》「銭湯ではタオルで身体を隠しちゃう」一心不乱に突き進む“筋肉道”の苦悩と葛藤、1度だけ号泣した過酷減量
NEWSポストセブン
横山剣(右)と岩崎宏美の「昭和歌謡イイネ!」対談
【横山剣「昭和歌謡イイネ!」対談】岩崎宏美が語る『スター誕生!』秘話 毎週500人が参加したオーディション、トレードマークの「おかっぱ」を生んだディレクターの“暴言”
週刊ポスト
“ボディビルダー”というもう一つの顔を持つ
《かまぼこ屋の若女将がエプロン脱いだらムキムキ》体重24キロ増減、“筋肉美”を求めて1年でボディビル大会入賞「きっかけは夫の一声でした」
NEWSポストセブン
春の雅楽演奏会を鑑賞された愛子さま(2025年4月27日、撮影/JMPA)
《雅楽演奏会をご鑑賞》愛子さま、春の訪れを感じさせる装い 母・雅子さまと同じ「光沢×ピンク」コーデ
NEWSポストセブン