芸能

乃木坂46井上小百合、役者までの道と当初感じたアウェー感

フラダンスに挑戦している井上小百合(撮影/平野哲郎)

 乃木坂46の井上小百合(24才)が、舞台『フラガール-dance for smile-』(10月18日~)で主演を務める。グループ卒業を発表したばかりの彼女に密着した。

◆こんなワタシでも人を笑顔にできるんだ

 NHK紅白歌合戦に4年連続出場、いまや国民的アイドルグループにまで成長した「乃木坂46」。そのメンバーのひとり、井上小百合が10月5日に卒業を発表した。彼女は1994年12月14日、埼玉県で生まれた。小さな頃から体が弱く、入退院を繰り返している時に、病室でラジオ番組『SCHOOL OF LOCK!』(エフエム東京)を聴くようになった。

「普通であれば、お友達と外で遊んだりするじゃないですか。でも私にはそういう青春時代がなかったので、自分にとっての娯楽がラジオだったんです。ラジオを聴いているだけで私は笑顔になれました。中学3年生の時、ラジオ番組の企画でモデルオーディションを開催することを知り、応募してみました」

 結果は合格。芸能界にまったく興味がなかった彼女が、その合格をきっかけに華やかな世界に憧れを持った自分と出会った。その後、アイドルのオーディションを勧められ、そこで大きな転機を迎えた。

「役者になりたいという目標があって、アイドルになるつもりはありませんでした。オーディションにも渋々行ったんですけど、そこで初めて私にファンができたんです。手紙をもらったりして、自分は誰かのためになっているのかもしれない、こんな私でも人を笑顔にすることができるんだと思うようになりました。最初はなるつもりもなかったアイドルが実はなんてすばらしい職業なんだろうって感動して。

 それをきっかけに乃木坂46のオーディションを受けることにしたんです。アイドルとしていろいろな人を笑顔にしていきながら、役者を目指した方が自分に合っているのかなって思うようになりました」

 2011年8月21日、乃木坂46の1期生オーディションに合格。2012年2月22日、1stシングル『ぐるぐるカーテン』でCDデビューを果たした。その後、メンバーのひとりとして、グループを支え続けた。2014年4月。彼女に大きな仕事が舞い込む。PARCO劇場で上演される舞台『學蘭歌劇 帝一の國』の白鳥美美子役にキャスティングされたのだ。

元℃-uteのリーダー・矢島舞美と熱のこもった稽古も(撮影/平野哲郎)

関連記事

トピックス

炊き出しボランティアのほとんどは、真面目な運営なのだが……(写真提供/イメージマート)
「昔はやんちゃだった」グループによる炊き出しボランティアに紛れ込む”不届きな輩たち” 一部で強引な資金調達を行う者や貧困ビジネスに誘うリクルーターも
NEWSポストセブン
ゆっくりとベビーカーを押す小室さん(2025年5月)
小室眞子さん“暴露や私生活の切り売りをビジネスにしない”質素な生活に米メディアが注目 親の威光に頼らず自分の道を進む姿が称賛される
女性セブン
組織改革を進める六代目山口組で最高幹部が急逝した(司忍組長。時事通信フォト)
【六代目山口組最高幹部が急逝】司忍組長がサングラスを外し厳しい表情で…暴排条例下で開かれた「厳戒態勢葬儀の全容」
NEWSポストセブン
藤浪晋太郎(左)に目をつけたのはDeNAの南場智子球団オーナー(時事通信フォト)
《藤浪晋太郎の“復活計画”が進行中》獲得決めたDeNAの南場智子球団オーナーの“勝算” DeNAのトレーニング施設『DOCK』で「科学的に再生させる方針」
週刊ポスト
手を繋いでレッドカーペットを歩いた大谷と真美子さん(時事通信)
《「ダサい」と言われた過去も》大谷翔平がレッドカーペットでイジられた“ファッションセンスの向上”「真美子さんが君をアップグレードしてくれたんだね」
NEWSポストセブン
「漫才&コント 二刀流No.1決定戦」と題したお笑い賞レース『ダブルインパクト』(番組公式HPより)
夏のお笑い賞レースがついに開催!漫才・コントの二刀流『ダブルインパクト』への期待と不安、“漫才とコントの境界線問題”は?
NEWSポストセブン
パリの歴史ある森で衝撃的な光景に遭遇した__
《パリ「ブローニュの森」の非合法売買春の実態》「この森には危険がたくさんある」南米出身のエレナ(仮名)が明かす安すぎる値段「オーラルは20ユーロ(約3400円)」
NEWSポストセブン
韓国・李在明大統領の黒い交際疑惑(時事通信フォト)
「市長の執務室で机に土足の足を乗せてふんぞり返る男性と…」韓国・李在明大統領“マフィアと交際”疑惑のツーショットが拡散 蜜月を示す複数の情報も
週刊ポスト
中核派の“ジャンヌ・ダルク”とも言われるニノミヤさん(仮称)の壮絶な半生を取材した
高校時代にレイプ被害で自主退学に追い込まれ…過去の交際男性から「顔は好きじゃない」中核派“謎の美女”が明かす人生の転換点
NEWSポストセブン
白石隆浩死刑囚
《死刑執行》座間9人殺害の白石死刑囚が語っていた「殺害せずに解放した女性」のこと 判断基準にしていたのは「金を得るための恐怖のフローチャート」
NEWSポストセブン
ゆっくりとベビーカーを押す小室さん(2025年5月)
《小室圭さんの赤ちゃん片手抱っこが話題》眞子さんとの第1子は“生後3か月未満”か 生育環境で身についたイクメンの極意「できるほうがやればいい」
NEWSポストセブン
中核派の“ジャンヌ・ダルク”とも言われるニノミヤさん(仮称)の壮絶な半生を取材した
【独占インタビュー】お嬢様学校出身、同性愛、整形400万円…過激デモに出没する中核派“謎の美女”ニノミヤさん(21)が明かす半生「若い女性を虐げる社会を変えるには政治しかない」
NEWSポストセブン