芸能

チュート・徳井の異常な「先延ばし傾向」を心理士が分析

徳井義実は会見では「以前はきちんと申告していた」と語っていたが…(時事通信フォト)

「以前はきちんと申告していた」と語った徳井義実(時事通信フォト)

 臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になったニュースや著名人をピックアップ。心理士の視点から、今起きている出来事の背景や人々を心理的に分析する。今回は、申告漏れ騒動で批判を浴びているお笑いコンビ「チュートリアル」の徳井義実さんを分析。

 * * *
 徳井義実さんが当面の間、芸能活動を休止すると10月26日に吉本興業が公式サイトで発表した。彼のあまりにずさんで低すぎる納税意識が非難されているが、それは一体なぜなのか。

 徳井さんは、個人で設立した会社「チューリップ」で、2012年から2015年までの4年間、洋服代や旅費などを経費として計上していたが、国税局はこれを所得隠しと認定、2016年から2018年までの3年間は申告漏れ。それも一切所得を申告していなかった。「そんな事があり得るのか」とにわかに信じ難かった。加えて、いきなり国税局が来たというのだから、「他にも何かあるのだろうか」と訝しく思ったほどだ。

 23日深夜に開かれた会見で、徳井さんは申告漏れの理由を「想像を絶するだらしなさ、ルーズさ」と、レポーター達とほとんど視線を合わすことなく釈明。「国税がきて、事の重大さを認識した」「大人として最低限備わっているものが備わっていなかった」と懸命な様子で説明し、「納税の義務は分かっていながら認識の甘さ、意識の低さがあった」と謝罪した。マイクを向けていたレポーター達の口調も、なんだか呆れているような印象だ。

 既に修正申告も納税も済んでいるというが、「今回のニュースを見てどう思ったか」と問われると徳井さんは、口を真一文字につぐんで視線を落とし、しばし黙り込んだ。悪意については、「どういう風に思われても仕方ない」「誤魔化そうとしていたと思われても仕方ない」と述べた。

 だが、翌日には新事実が発覚。これまで再三にわたり税務署から無申告を指摘され、2012年6月には2010年からの3年分、2015年7月には2013年からの3年分を申告。だが、申告したものの納付せず、督促にも応じなかったため2016年5月頃には、銀行預金を差し押さえられていたという。

関連キーワード

関連記事

トピックス

クマによる被害が相次いでいる(左・イメージマート)
《男女4人死傷の“秋田殺人グマ”》被害者には「顔に大きく爪で抉られた痕跡」、「クラクションを鳴らしたら軽トラに突進」目撃者男性を襲った恐怖の一幕
NEWSポストセブン
本拠地で大活躍を見せた大谷翔平と、妻の真美子さん
《スイートルームを指差して…》大谷翔平がホームラン後に見せた“真美子さんポーズ”「妻が見に来てるんだ」周囲に明かす“等身大でいられる関係”
NEWSポストセブン
“飛ばし屋あいちゃん”の異名も
《女子ゴルフ後藤あい》16歳ドラコン女王“驚異のぶっ飛び”の秘密は「軟らかいシャフトで飛ばす」 アマチュアゴルファーでも実践できるのか? 専門家が解説
週刊ポスト
部下と“ラブホ密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(左・時事通信フォト)
《「策士」との評価も》“ラブホ通いすぎ”小川晶・前橋市長がXのコメント欄を開放 続投するプラス材料に?本当の狙いとは
NEWSポストセブン
女性初の首相として新任会見に臨んだ高市氏(2025年10月写真撮影:小川裕夫)
《維新の消滅確率は90%?》高市早苗内閣発足、保守の受け皿として支持集めた政党は生き残れるのか? 存在意義が問われる維新の会や参政党
NEWSポストセブン
滋賀県を訪問された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年10月25日、撮影/JMPA)
《すぐに売り切れ》佳子さま、6万9300円のミントグリーンのワンピースに信楽焼イヤリングを合わせてさわやかなコーデ スカーフを背中で結ばれ、ガーリーに
NEWSポストセブン
注目される次のキャリア(写真/共同通信社)
田久保真紀・伊東市長、次なるキャリアはまさかの「国政進出」か…メガソーラー反対の“広告塔”になる可能性
週刊ポスト
送検のため奈良西署を出る山上徹也容疑者(写真/時事通信フォト)
《安倍晋三元首相銃撃事件・初公判》「犯人の知的レベルの高さ」を鈴木エイト氏が証言、ポイントは「親族への尋問」…山上徹也被告の弁護側は「統一教会のせいで一家崩壊」主張の見通し
NEWSポストセブン
新恋人のA氏と腕を組み歩く姿
《そういう男性が集まりやすいのか…》安達祐実と新恋人・NHK敏腕Pの手つなぎアツアツデートに見えた「Tシャツがつなぐ元夫との奇妙な縁」
週刊ポスト
女優・八千草薫さんの自宅が取り壊されていることがわかった
《女優・八千草薫の取り壊された3億円豪邸の今》「亡き夫との庭を遺してほしい」医者から余命宣告に死の直前まで奔走した土地の現状
NEWSポストセブン
左から六代目山口組・司忍組長、六代目山口組・高山清司相談役/時事通信フォト、共同通信社)
「六代目山口組で敵う人はいない」司忍組長以上とも言われる高山清司相談役の“権力” 私生活は「100坪豪邸で動画配信サービス視聴」も
NEWSポストセブン
35万人以上のフォロワーを誇る人気インフルエンサーだった(本人インスタグラムより)
《クリスマスにマリファナキットを配布》フォロワー35万ビキニ美女インフルエンサー(23)は麻薬密売の「首謀者」だった、逃亡の末に友人宅で逮捕
NEWSポストセブン