「セクハラ騒動を受けてスタッフがどんどん離れていき、渦中のプロデューサーも辞めてしまった。最後は代表者の学生一人だけになっていたそうです。それで運営が立ち行かなくなっちゃって……。協賛企業も決まっていたので、代表者は対応に追われている」
なお運営委員会はクラウドファンディングでも資金集めをしており、今後、出資者には個別で返金対応をする予定だという。
今回の中止に対して、週刊文春デジタルでセクハラ被害を訴えたファイナリストのAさんは、「このタイミングでの中止は納得いかない。本当に悔しい」と、同取材で複雑な胸中を明かしている。
今回のミスコン中止について慶應大学に聞くと、こんな返答だった。
「『ミス慶應』あるいはそれに類する名称を掲げたコンテストが開催されていますが、それらを運営する団体は本学の公認学生団体ではなく、コンテスト自体も慶應義塾とは一切関わりがありません。しかしながら、それらのコンテストには本学の学生も参加しており、一部報道に見られるようなトラブルも発生しています。本学はこうした事態を深く憂慮しており、状況によって今後の対応を検討していきたいと考えます」