著者は、ユーラシア大陸の東西の両端に位置する日英が海洋国家として、安全のためにユーラシアの内陸国家を牽制する役目を帯びていると地政学を読み解く。それぞれ、中国とロシアという大国の脅威をかわしながら、米国を支える構図である。
しかし、英連邦のネットワークや米国を含めたアングロサクソン系のファイブ・アイズが情報を共有するのに、責任ある情報機関のない日本には機密を提供しない冷厳な事実も存在する。英国の失敗は明日の我が身でもある。
※週刊ポスト2019年11月29日号
著者は、ユーラシア大陸の東西の両端に位置する日英が海洋国家として、安全のためにユーラシアの内陸国家を牽制する役目を帯びていると地政学を読み解く。それぞれ、中国とロシアという大国の脅威をかわしながら、米国を支える構図である。
しかし、英連邦のネットワークや米国を含めたアングロサクソン系のファイブ・アイズが情報を共有するのに、責任ある情報機関のない日本には機密を提供しない冷厳な事実も存在する。英国の失敗は明日の我が身でもある。
※週刊ポスト2019年11月29日号