茶がらやコーヒーの豆を入れておく手も(イラスト/尾代ゆうこ)

「トレーには水と一緒に片栗粉を入れると、洗うのが楽になります。水200mlに大さじ4杯の片栗粉を入れ、調理後1時間程度放置。トレーが冷えると、片栗粉がゼリー状に固まるため、洗う手間なく処理できます」

 片栗粉が、汚れとともに水を固めるので、はがすだけで済む。

 トレーの隅には油汚れが残りやすい。こういった細部を洗うのにおすすめなのが歯ブラシだ。

「スポンジやたわしでも落としきれない、細かい部分の汚れには、使い古した歯ブラシを使うのがおすすめです。そのまま使うと柔らかすぎるので、毛の上部半分程度をはさみで切りましょう。そうすると、硬さが程よくなり、トレーなどを傷つけずに洗えます」

 魚を焼いた後の生臭さが気になる場合は、こんな方法も。

「調理後、トレーに茶がらやコーヒーの豆がらを入れ、10分程度中火で加熱すると、魚などを焼いた後の嫌なにおいが取れます。においの原因は、肉や魚の脂分。これを茶がらやコーヒーかすが吸ってくれるんです」

 水ありタイプのトレーなら、水を張った中に茶がらを入れ、水なしタイプなら、入れた直後の茶がら・コーヒーの豆がらをトレーに置く。

グリルの上にある排気カバーは、凹凸しているので、汚れがこびりつきやすく洗いにくい。

「排気カバーは“煮洗い”がおすすめ。煮立った湯に30分ほどつけて置くと、汚れが浮き上がってくるので、後は引き上げて冷まし、拭きとればOK」

 汚れが気になる時はカバーに重曹をかけてから煮るとよい。

※女性セブン2019年12月19日号

排気カバーもお手入れ! “煮洗い”がおすすめ(イラスト/尾代ゆうこ)

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