芸能

高田文夫氏、さんまの師匠ほか今年亡くなった芸人を追悼

2019年も多くの芸人が亡くなった(イラスト/佐野文二郎)

 放送作家、タレント、演芸評論家で立川流の「立川藤志楼」として高座にもあがる高田文夫氏が『週刊ポスト』で連載するエッセイ「笑刊ポスト」。今回は、2019年に“あちら”のお座敷に呼ばれた「笑い」に生きた人々についてお送りする。

 * * *
 今年もお世話になりました。お世話になり過ぎたのかもしれません。年の瀬になって『面白い人のことばっかり!』『画文集 芸人とコメディアンと』、たて続けに2冊出版し、ここで告知までさせていただきすいません。気がつけば今年は文庫本も入れると5冊、本を出したことになります。働く71歳。来年は「桜を見る会」も行けそうにないので己の働き方改革を考えなければと思います。

 こうして年末の号ともなるとどこの雑誌もグラビア等で亡くなった人を追悼してますが、八千草薫、萩原健一、梅宮辰夫ら超メジャーな芸能の人々なら偲んでももらえるし、とりあげてももらえますが、芸能の片隅で“笑い”に生きた人々は思い出してももらえません。たくさん笑わせた人はたくさん悲しいし、少し笑わせてくれた人は少しやっぱり悲しいのです。

 2019年あちらからお座敷がかかった笑芸の人達、まずは関西篇。2月には吉本新喜劇で大活躍した山田スミ子。そして天下の明石家さんまの師匠としても知られる笑福亭松之助。この師匠自体が芸人として自由な生き方をしてきた。

 5月には吉本新喜劇の若き座長としてひっぱった木村進。6月には「すまんのォ」で知られる“横山たかし・ひろし”のたかし。お正月の演芸番組には欠かせない人だった。その他の大阪の演芸界は“闇営業”一色で、すべて闇の中。あとは税金払えっていう話だ。

関連記事

トピックス

水原一平氏のSNS周りでは1人の少女に注目が集まる(時事通信フォト)
水原一平氏とインフルエンサー少女 “副業のアンバサダー”が「ベンチ入り」「大谷翔平のホームランボールをゲット」の謎、SNS投稿は削除済
週刊ポスト
解散を発表した尼神インター(時事通信フォト)
《尼神インター解散の背景》「時間の問題だった」20キロ減ダイエットで“美容”に心酔の誠子、お笑いに熱心な渚との“埋まらなかった溝”
NEWSポストセブン
水原一平氏はカモにされていたとも(写真/共同通信社)
《胴元にとってカモだった水原一平氏》違法賭博問題、大谷翔平への懸念は「偽証」の罪に問われるケース“最高で5年の連邦刑務所行き”
女性セブン
富田靖子
富田靖子、ダンサー夫との離婚を発表 3年も隠していた背景にあったのは「母親役のイメージ」影響への不安か
女性セブン
尊富士
新入幕優勝・尊富士の伊勢ヶ濱部屋に元横綱・白鵬が転籍 照ノ富士との因縁ほか複雑すぎる人間関係トラブルの懸念
週刊ポスト
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
《愛子さま、単身で初の伊勢訪問》三重と奈良で訪れた2日間の足跡をたどる
女性セブン
水原一平氏と大谷翔平(時事通信フォト)
「学歴詐称」疑惑、「怪しげな副業」情報も浮上…違法賭博の水原一平氏“ウソと流浪の経歴” 現在は「妻と一緒に姿を消した」
女性セブン
『志村けんのだいじょうぶだぁ』に出演していた松本典子(左・オフィシャルHPより)、志村けん(右・時事通信フォト)
《松本典子が芸能界復帰》志村けんさんへの感謝と後悔を語る “変顔コント”でファン離れも「あのとき断っていたらアイドルも続いていなかった」
NEWSポストセブン
水原氏の騒動発覚直前のタイミングの大谷と結婚相手・真美子さんの姿をキャッチ
【発覚直前の姿】結婚相手・真美子さんは大谷翔平のもとに駆け寄って…水原一平氏解雇騒動前、大谷夫妻の神対応
NEWSポストセブン
違法賭博に関与したと報じられた水原一平氏
《大谷翔平が声明》水原一平氏「ギリギリの生活」で模索していた“ドッグフードビジネス” 現在は紹介文を変更
NEWSポストセブン
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
カンニング竹山、前を向くきっかけとなった木梨憲武の助言「すべてを遊べ、仕事も遊びにするんだ」
女性セブン
大ヒットしたスラムダンク劇場版。10-FEET(左からKOUICHI、TAKUMA、NAOKI)の「第ゼロ感」も知らない人はいないほど大ヒット
《緊迫の紅白歌合戦》スラダン主題歌『10-FEET』の「中指を立てるパフォーマンス」にNHKが“絶対にするなよ”と念押しの理由
NEWSポストセブン