どうしてもバーベキューをしたい場合は、黒ビールで肉をマリネしてから焼くと、PAHsの発生を減らせるという研究結果もある。
米国の南カリフォルニア大学の調査によると、肉や魚、牛乳や卵などを主とする高たんぱく質の食事をする人(たんぱく質からのカロリー摂取が20%以上)のがんによる死亡リスクは、低たんぱく質食の人(同10%未満)の4倍にも達していた。
死亡リスクが高まるのは動物性たんぱく質だけで、植物性たんぱく質では見られない。
「赤身肉や牛乳などの動物性たんぱく質を摂りすぎると、細胞の成長や分裂を促し細胞死を抑制する成長ホルモン『インスリン様成長因子1(IGF-1)』の血中濃度が上昇します。このIGF-1が過剰になると、異常な細胞増殖を引き起こし、がん化につながるとされています」(大西さん)
※女性セブン2020年1月2・9日号