古巣・西武に戻った松坂大輔(時事通信フォト)

──同じ1999年にプロ入りし、ともにリーグを代表するエースとして活躍。メジャーではどちらもワールドチャンピオンに輝き、再び“古巣”でプレーするなど、2人の歩みの共通点は多い。

上原:大輔とは年齢が5つも離れていましたし、プロ入り当初はそれほどライバル視はしていなかったんです。「所詮は高校生やろ」という思いもあって。でも、実際見たらとんでもないバケモンやった(笑い)。

 同期でプロ入りして、セ・パ両リーグで互いに新人王を獲らせてもらう中で、どんどんと意識する存在になっていった。何かと比べられることも多かったですし、僕にとってはいいライバルでしたね。レッドソックスでは入れ替わりでチームメイトにはならなかったけど、メジャーでもそういう意識で大輔を見ていました。けどアイツ、西武に入ったって俺への連絡がないなァ(笑い)。

──上原の「野球が好きだ」という思いは、現役を終えても変わらない。引退後も、野球の現場でプレーする選手たちを見ては「羨ましい」という思いが、ふと湧いてくるのだという。

上原:世界野球プレミア12で解説をさせてもらった時は、日の丸を背負って戦う選手たちに対して羨ましさを感じました。ああ、俺も東京五輪でプレーしてみたかったな、と。

 でもそんなことばかり考えていても仕方がない。一度、野球から気持ちを切らなければいけないと考えています。その時初めて、野球人としていろんなものが見えてくると思うし、本当の意味で前へ進めると思うんです。

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