これからの自分がどうなっていくのか、自分でもわかりません。ただ、仮に野球の指導者になったとしたら、僕が教えられることはいくつかあると思います。
僕は日本シリーズやワールドシリーズ、第1回WBCみたいな大舞台も経験させてもらってますけど、一方で、高校野球での補欠時代やアメリカでのマイナー生活も血肉になっている。それに先発の気持ちも、中継ぎの気持ちも、抑えの気持ちもわかる。この経験値だけは負けないという自負はあります。
とくに、プロの一軍で活躍できるメンタルをどう培っていくか──そういうことを、次世代の選手に伝えることができればうれしいですね。
●取材/佐々木亨(スポーツライター)
※週刊ポスト2020年1月3・10日号