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2020.01.05 16:00  週刊ポスト

高田文夫氏 一月の楽しみは還暦年男が演じる“浪花の寅さん”

 その雀々だが、ちょっと会わないなと思っていたら大変な仕事をしていた。映画の『男はつらいよ50 お帰り寅さん』は暮れに公開され話題だが、なんと山田洋次監督はそれを作りながら、数年前より“浪花の寅さん”を考えていたとか。雀々の名著『必死のパッチ』を読み、この人だとひらめいたとか。雀々は小さい時に親にすてられ一人で暮らしていたのだ。フーテンの寅よりも悲しい生い立ちなのだ。

 1月5日の夜10時から全4回で、NHKのBSプレミアムで放送するというからおどろきだ。妹のさくらは常盤貴子、マドンナは松下奈緒、田畑智子と本格的。これは楽しみ。正月一番の番組かも。題して『贋作 男はつらいよ』。

 正月のテレビがこれなら映画はこれ。『ヤクザと憲法』『人生フルーツ』と衝撃的なドキュメンタリーを創りつづける東海テレビによる劇場版第12弾。今テレビの現場はどうなっているのかから、カメラを局内にむけた恐ろしい作品『さよならテレビ』。私も長いことテレビでメシを喰わせてもらってきたのでドキドキの一本。東京では“ポレポレ東中野”のみでロードショー。

■イラスト/佐野文二郎

※週刊ポスト2020年1月17・24日号

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