【5】北海道東部警戒ゾーン
12月18日には、最大震度3の根室半島南東沖地震が起きているが、さらに警戒を強めるべきだという。
「『根室4』が沈降する一方、『阿寒2』は隆起しています。その差は1年前から10cmを超えており、依然として“危険水域”のままです。その境目に歪みが溜まっており、引き続き要注意です」
MEGA地震予測は、今後6か月にわたる警戒地域を示す予測だ。政府の地震調査委員会が発表する「30年以内に〇%」という“雲を掴むような確率”のレポートとは一線を画する。
「MEGA地震の予測方法はアップデートを続けていて、いずれ1か月以内の予測を可能にしたいと考えています」
予測をもとに冷静に備えたい。
【MEGA地震予測 MAPの見方】
地図中では、2019年6月1日から11月23日の間に、要警戒とされる「1週間で5cm以上の上下動」があった地点を示した。それに加え、地表の長期的な「隆起・沈降」と、地表が東西南北のどの方向に動いているかの「水平方向の動き」の分析を加味し、過去の地震発生の前兆現象と比較した上で「震度5以上の地震が発生する可能性があるエリア」を警戒ゾーンとしている。
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※週刊ポスト2020年1月17・24日号