もちろん、そんな具合では結婚後の眞子さまの新生活にも不安を抱かれたことだろう。
「もう1つ、重大な問題だったのが、皇室の伝統に則った結婚をする場合、結納をする際に『使者』が必要となることです。これまでの例を見る限り、多くは親族から選ばれています。
秋篠宮さまが『使者はどうされるのですか』と尋ねられても、小室さんも佳代さんも曖昧な答えをするばかりだったそうです。
秋篠宮さまは、具体的な家族関係が見えてこないことに違和感を持たれたことでしょう。そうしたことも背景にあり、秋篠宮さまは一昨年11月、『納采の儀は行えない』と発言されたのではないでしょうか」(前出・皇室関係者)
「使者」は、一般の結納にあたる「納采の儀」の際に、男性側の家族を代表して宮家を訪問し、納采の旨を伝えて結納品を進呈したり、結婚式の当日に新婦をお迎えに上がるなどの役割を果たす。
「皇室は、その神秘性や権威性を保つために、結婚のプロセスを重視します。一般の人の結婚と同じようにせず、厳粛な儀式を見せることで、特別な存在であることが実感されるのです。
その過程は、結婚相手が皇室にふさわしい相手であることを世間が認識することにもつながります。国民が納得し、祝意を持つにふさわしい相手であることが、皇室側が主導権を握って儀式を進める中で、明らかにされていくのです」(皇室ジャーナリスト)
※女性セブン2020年1月16・23日号