スポーツ

横綱・白鵬、一代年寄どころか年寄株を継承できない可能性

引退後も協会に残りたい白鵬だが…(写真/共同通信社)

 圧倒的な強さで相手を下し、批判に耳を貸す様子のなかった横綱・白鵬。しかし、白鵬が願っていると言われる東京五輪開会式での土俵入りを花道に引退し、功績著しい横綱のみに認められる「一代年寄」の野望にも暗雲が立ち込めているという意見もある。『週刊ポスト』前号で、大相撲に造詣が深い漫画家・やくみつる氏は、白鵬が立ち合いで相手と呼吸を合わせようとせず、自分の呼吸でなければ“待った”を繰り返していることを理由に「一代年寄どころか、年寄株すら継がせてよいのかというレベル」と厳しく評した。

 実は、ここにきて「白鵬が年寄株を継承できない可能性がある」(協会関係者)と囁かれるようにまでなってきた。

 一代年寄とならない場合、引退後も協会に残るためには、105ある年寄株のいずれかを継承しなくてはならない。しかし、“継げる株がない”という状況が生じるかもしれないのだ。

「2014年に協会が公益法人となるに伴って、高額での売買が問題となっていた年寄株は協会管理のかたちとなった。ただ、誰が継ぐかは前所有者の意思が反映される。

 本来、白鵬の師匠である62歳の宮城野親方(元前頭・竹葉山)が、65歳の定年時に自分の株を継がせるのが筋。ところが、宮城野親方が定年後も、再雇用制度を使って70歳まで協会に残るという話が浮上している。横綱は引退時に年寄株を所有していなくても、5年間は力士名のまま親方として協会に残れる特例があるが、5年を過ぎても株がなければその時点で廃業です」(同前)

関連キーワード

関連記事

トピックス

11月24日0時半ごろ、東京都足立区梅島の国道でひき逃げ事故が発生した(現場写真/読者提供)
【“分厚い黒ジャケット男” の映像入手】「AED持ってきて!」2人死亡・足立暴走男が犯行直前に見せた“奇妙な”行動
NEWSポストセブン
10月22日、殺人未遂の疑いで東京都練馬区の国家公務員・大津陽一郎容疑者(43)が逮捕された(時事通信フォト/共同通信)
《赤坂ライブハウス刺傷》「2~3日帰らないときもあったみたいだけど…」家族思いの妻子もち自衛官がなぜ”待ち伏せ犯行”…、親族が語る容疑者の人物像とは
NEWSポストセブン
ミセス・若井(左、Xより)との“通い愛”を報じられたNiziUのNINA(右、Instagramより)
《ミセス若井と“通い愛”》「嫌なことや、聞きたくないことも入ってきた」NiziU・NINAが涙ながらに吐露した“苦悩”、前向きに披露した「きっかけになったギター演奏」
NEWSポストセブン
「ラオ・シルク・レジデンス」を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
「華やかさと品の良さが絶妙」愛子さま、淡いラベンダーのワンピにピンクのボレロでフェミニンなコーデ
NEWSポストセブン
クマ被害で亡くなった笹崎勝巳さん(左・撮影/山口比佐夫、右・AFP=時事)
《笹崎勝巳レフェリー追悼》プロレス仲間たちと家族で送った葬儀「奥さんやお子さんも気丈に対応されていました」、クマ襲撃の現場となった温泉施設は営業再開
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン
日本全国でこれまでにない勢いでクマの出没が増えている
《猟友会にも寄せられるクレーム》罠にかかった凶暴なクマの映像に「歯や爪が悪くなってかわいそう」と…クレームに悩む高齢ベテランハンターの“嘆き”とは
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
六代目山口組が住吉会最高幹部との盃を「突然中止」か…暴力団や警察関係者に緊張が走った竹内照明若頭の不可解な「2度の稲川会電撃訪問」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン