スポーツ

炎鵬、白鵬にカチ上げされた力士から仕返しされる危惧

角界随一の人気者が潰される?(時事通信フォト)

 初場所では黒星を重ねると早々に休場した横綱・白鵬。協会や横綱審議委員会を挑発するかのような立ち振る舞いや発言が目立ち、引退後を見据えて内弟子をすでにとって、自分が所属する宮城野部屋内に“白鵬部屋”が実質的に存在する状態で、歪な二重構造から諍いも起きている。そんな白鵬の内弟子のひとりが、幕内最小168cm、99kgの小兵ながら、巨漢力士たちから白星をあげて大人気の炎鵬(前頭5)だ。今場所も花道に登場するだけで大歓声を浴びているが、その先行きも危惧されている。

「いまの幕内力士の多くは、白鵬から張り手やカチ上げなどで痛めつけられてきた。その仕返しとばかりに、内弟子の炎鵬に対戦相手が張り手やカチ上げを繰り出す取組がみられる。相手が手荒な取り口を続ければ、ただでさえケガのリスクが大きい小兵力士だけに、上から押し潰されるなどして故障しないかが心配される。白鵬が健在で睨みをきかせているなら他の力士もそこまで手荒な真似はできないが、今場所のように早々に休場してしまうと、懸念はより大きくなる」(ベテラン記者)

 白鵬とその周囲には、様々な問題が生じているが、協会の責任も大きいだろう。好角家として知られる芥川賞作家・高橋三千綱氏はこういう。

「最近になってカチ上げや張り手の問題をいわれるようになったが、昔から白鵬はそういうタイプの力士。元々、日本の相撲や横綱の文化を理解して入門したわけではなく、飯を食べるためにやってきた。日本の相撲というものを師匠や後援者が教え、育てないといけなかった。それができる人が周囲にいなかったということに尽きるでしょう」

関連記事

トピックス

バスツアーを完遂したイボニー・ブルー(インスタグラムより)
《新入生をターゲットに…》「60人くらいと寝た」金髪美人インフルエンサー(26)、イギリスの大学めぐるバスツアーの海外進出に意欲
NEWSポストセブン
横山剣氏(左)と作曲家・村井邦彦氏のスペシャル対談
《スペシャル対談・横山剣×村井邦彦》「荒井由実との出会い」「名盤『ひこうき雲』で起きた奇跡的な偶然」…現代日本音楽史のVIPが明かす至極のエピソード
週刊ポスト
大谷が購入したハワイの別荘の広告が消えた(共同通信)
【ハワイ別荘・泥沼訴訟に新展開】「大谷翔平があんたを訴えるぞ!と脅しを…」原告女性が「代理人・バレロ氏の横暴」を主張、「真美子さんと愛娘の存在」で変化か
NEWSポストセブン
小林夢果、川崎春花、阿部未悠
トリプルボギー不倫騒動のシード権争いに明暗 シーズン終盤で阿部未悠のみが圏内、川崎春花と小林夢果に残された希望は“一発逆転優勝”
週刊ポスト
ハワイ島の高級住宅開発を巡る訴訟で提訴された大谷翔平(時事通信フォト)
《テレビをつけたら大谷翔平》年間150億円…高騰し続ける大谷のCMスポンサー料、国内外で狙われる「真美子さんCM出演」の現実度
NEWSポストセブン
「第72回日本伝統工芸展京都展」を視察された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年10月10日、撮影/JMPA)
《京都ではんなりファッション》佳子さま、シンプルなアイボリーのセットアップに華やかさをプラス 和柄のスカーフは室町時代から続く京都の老舗ブランド
NEWSポストセブン
兵庫県宝塚市で親族4人がボーガンで殺傷された事件の公判が神戸地裁で開かれた(右・時事通信)
「弟の死体で引きつけて…」祖母・母・弟をクロスボウで撃ち殺した野津英滉被告(28)、母親の遺体をリビングに引きずった「残忍すぎる理由」【公判詳報】
NEWSポストセブン
焼酎とウイスキーはロックかストレートのみで飲むスタイル
《松本の不動産王として悠々自適》「銃弾5発を浴びて生還」テコンドー協会“最強のボス”金原昇氏が語る壮絶半生と知られざる教育者の素顔
NEWSポストセブン
沖縄県那覇市の「未成年バー」で
《震える手に泳ぐ視線…未成年衝撃画像》ゾンビタバコ、大麻、コカインが蔓延する「未成年バー」の実態とは 少年は「あれはヤバい。吸ったら終わり」と証言
NEWSポストセブン
部下と“ラブホ密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(左・時事通信フォト)
《黒縁メガネで笑顔を浮かべ…“ラブホ通い詰め動画”が存在》前橋市長の「釈明会見」に止まぬ困惑と批判の声、市関係者は「動画を見た人は彼女の説明に違和感を持っている」
NEWSポストセブン
バイプレーヤーとして存在感を増している俳優・黒田大輔さん
《⼥⼦レスラー役の⼥優さんを泣かせてしまった…》バイプレーヤー・黒田大輔に出演依頼が絶えない理由、明かした俳優人生で「一番悩んだ役」
NEWSポストセブン
国民スポーツ大会の総合閉会式に出席された佳子さま(10月8日撮影、共同通信社)
《“クッキリ服”に心配の声》佳子さまの“際立ちファッション”をモード誌スタイリストが解説「由緒あるブランドをフレッシュに着こなして」
NEWSポストセブン