「武漢市の市長が26日の会見で、春節による帰省や旅行、新型コロナウイルスの影響で、約500万人がすでに武漢市を離れていると明かしました。人口の半分がすでにいないんです。パンデミックになる可能性があります」(全国紙社会部記者)

 韓国主要メディアによると、昨年12月30日から1月22日までに武漢市から海外に向かった人数はタイが最も多く約2万人。続いてシンガポールの約1万人、それに次いで多いのが東京の約9000人とされている。

 実際、1月28日現在、日本国内では、すでに6人の感染が確認されている。

「4人目は武漢市から旅行で日本を訪れていた40代男性です。男性は28人のツアー団体客として22日に家族と来日。すでに数県をバスで回り、現在は愛知県内の病院に入院しています。5人目は武漢市に渡航歴のない日本人のバス運転手で、武漢市からのツアー客を乗せていました」(前出・全国紙社会部記者)

 前出の日本人ジャーナリストはこう話す。

「武漢市の病院に症状を訴えても、診察を受けられない人が大勢いるようです。ベッドも医師も足りないためです。また、新型コロナウイルスに対応していた医師も亡くなっている。そんな不安から、中国人の一部富裕層の中には万が一に備え、最先端医療がそろう日本に駆け込んで、いい治療を受けた方がいいと思っている人もいるようです」

※女性セブン2020年2月13日号

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