陛下に対してもそうだ。平成の時の「即位会見」では12問の質問が投げかけられたが、「今回の会見では宮内庁側は『ご負担が大きいので5問まで』という姿勢」(前出・皇室記者)という。両陛下のご覚悟に対し、宮内庁は過剰に不安を抱いているのではないか。
昨年10月、「即位礼正殿の儀」で述べられたおことばで、天皇陛下は「国民に寄り添う」意思を明確にされた。その思いは、雅子さまも変わらないはずだ。
何事もオープンにする姿勢は、時代の流れだ。雅子さまが国民に語りかける機会が奪われているのであれば、それは時代錯誤ではないだろうか。
「雅子さまが即位以降お元気なお姿を見せられている分、どこかで躓いてはならないと慎重になっている面もあるのかもしれません。何か会見にかかわる事情があるのであれば、その障壁を取り除く工夫と努力が宮内庁にも求められていくでしょう」(前出・皇室ジャーナリスト)
国民に向けて肉声で語りかけられる――雅子さまのご覚悟はもうできているはずだ。
※女性セブン2020年2月13日号