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2020.02.09 07:00  NEWSポストセブン

羊肉ブーム過熱 サイゼリヤでは売れ過ぎによる販売休止まで

 最近では羊肉を好んで食べる女性を「ひつじ女子」と呼び、また、「筋肉女子」と呼ばれる肉体の鍛錬に対して意識の高い女性が好んで羊肉を食べるなど、女性がブームの一翼を担っているようだ。

 日本で入手できる羊肉は国産(大半は北海道)、オーストラリア産、ニュージーランド産に大別できる。冷凍・冷蔵技術が進歩したとはいえ、飼料や飼育環境の違いから、味や臭み、歯ごたえなどにはやはり違いがある。私見では、もっとも食べやすいのがニュージーランド産、以下オーストラリア産、北海道産の順になる。

 サイゼリヤの販売休止が報じられるなか、羊肉串を食べるなら、中国東北料理や西北料理、蘭州拉麺などの看板を掲げる中国料理店に行けば看板メニューになっている可能性が高い。料理名は羊肉串(ヤンロウチュエン)。肉の大きさにより「新疆式」と「東北式」に大別する店もあり、混合スパイスがかけられた状態で出て来るのが普通なので、自分で調節したい場合は、注文時にその旨を伝えておくのがよいだろう。値段はサイゼリヤより若干安い。

 自宅で調理したい人は、町中のスーパーやデパ地下で手に入らなければ、中国人向けスーパーかハラル・スーパーを探せばよい。後者はイスラム教徒向けのスーパーで、そこなら羊のあらゆる部位が一通り入手可能。通常の店では見かけないスパイスも売られているので、あわせて物色するのも楽しい。

 筆者は幼少期からブームに関係なく羊肉を愛好し続けているが、自分と同じくブームに左右されない同好の士が増えるのは非常に喜ばしいことである。成り行きを注意深く観察し続けたい。

【プロフィール】しまざき・すすむ/1963年、東京生まれ。歴史作家。立教大学文学部史学科卒。旅行代理店勤務、歴史雑誌の編集を経て現在は作家として活動している。著書に『ざんねんな日本史』(小学館新書)、『いっきにわかる! 世界史のミカタ』(辰巳出版)、『いっきに読める史記』(PHPエディターズ・グループ)など著書多数。最新刊に『哲学と宗教』(徳間書店)がある。

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