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2020.02.10 16:00  週刊ポスト

羽生結弦 2年前の平昌プログラムに戻した覚悟とリスク

ネイサンには連敗中(写真/GettyImages)

“王者”の決断に衝撃が走っている。2月6日に開幕したフィギュアスケート四大陸選手権(ソウル)の直前、羽生結弦(25)がショートプログラム(SP)とフリーの両方を、平昌五輪シーズンのプログラム(演目)に戻したのだ。

「異例の決断」と話すのは、ISU(国際スケート連盟)テクニカルスペシャリストでプロコーチの岡崎真氏だ。

「選手にとって曲との相性は重要で、しっくりこないと感じて変更することは過去にもあります。しかし世界トップクラスの選手がシーズン途中にSP、フリーともに変更したケースはほとんど聞いたことがありません」

 SP「バラード第1番」とフリー「SEIMEI」は、羽生がかつて世界最高得点を更新したプログラムだ。羽生は「伝説として語り継がれるような記録をもってしまっている“子(演目のこと)”たちなので、できれば寝かせてあげたかったんですけど」「もう少しだけ、この子たちの力を借りてもいいかなって思いました」と語っている。

 滑り慣れた代表作への回帰は、すぐに結果として現れた。四大陸選手権での羽生は、SPで世界最高となる111.82点をマークして首位に立ち、フリーも1位で大会初優勝。主要国際大会6冠「スーパースラム」を男子で初めて達成した。
 
 ただし、プログラム変更にはメリットだけでなく、リスクも伴うという。

「ジャッジにとって見慣れてしまった演技にはなります。過去最高の時と比較されるので、同等かそれ以上の演技でなければスコアが伸びにくくなるでしょう」(岡崎氏)

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