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弘兼憲史氏が語る 友人関係の「友好的な終わらせ方」とは

弘兼憲史氏は人間関係をどう整理しているのか

『黄昏流星群』『島耕作シリーズ』などで知られる漫画家の弘兼憲史氏(72)は、定年後の生き方として「持ち物を半分にしよう運動」を実践している。

 吟味して減らすもののなかには「友人」もある。

「友人が多いほうが豊かな人生だと思っている人は多いのですが、60歳になってからは、信頼できる一握りの友人がいればいい。

 友人をどんどん作りたいという人は別ですが、実は多くの人が友人関係を減らしたいと考えているはずです。そう思っている人たちには、思い切って友人を減らすことを勧めます」

 弘兼氏が「人間関係の断捨離」のために最初に着手したのは、年賀状や中元、歳暮などの「ご挨拶」だ。

「友人関係を減らす第一手は年賀状をやめることでした。昔は年に一度『あの人、元気にしているかな』と尋ねるのに便利でしたし、お正月に年賀状の束を炬燵で見る楽しみもあった。

 でもいまは携帯で一年中連絡できます。年賀状をやめることで切れる関係だったら“減らしていい友人”だったということでしょう。ただし、いきなりやめるのではなく、『これで最後の年賀状にします』と一筆書いておくほうがベターです。

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