お中元やお歳暮をやめる時には『これから年金暮らしで大変なのでお互い最後にしましょう。その代わり電話はいつでもくださいね』といったことを添えるといいでしょう。案外、相手も荷が軽くなったとホッとするものです」(弘兼氏)
昔なじみの顔が集まる同窓会も、弘兼氏は無理に参加する必要はないと語る。
「最初は懐かしくてしみじみするけど、回数を重ねるうちに出席者は人生の成功者ばかりになり、ドロップアウトした人は来ないので、必然的に自慢話大会になる。
大して得るものもなく、付き合いだけが増えて、お中元お歳暮、さらには“お孫さんが結婚したからご祝儀”などと、出費が多くなります」
※週刊ポスト2020年2月28日・3月6日号