黄昏流星群一覧

【黄昏流星群】に関するニュースを集めたページです。

これからの目標などについて語る弘兼憲史氏
弘兼憲史氏、団塊世代に向けて「歳をとっても、この先も恋愛できる」とエール
 1947~1949年生まれの団塊の世代が、「後期高齢者」となる。社会保障費の負担増などを懸念する声が多いが、“当事者”はどう捉えているのか。今年、75歳を迎える江本孟紀氏(野球解説者)、弘兼憲史氏(漫画家)、大和田伸也氏(俳優)の3人が集い、これからの目標について語り合った。【全3回の3回目。第1回から読む】 * * *大和田:弘兼さんの『人間交差点』や『黄昏流星群』はバイブルですね。僕たちの世代にぴったり寄り添っている。弘兼:狙いはまさにそこなんですよ。『黄昏流星群』は老人の性がテーマですが、不倫をしろという漫画じゃないんです。“歳をとっても、この先も恋愛できるんだよ”とエールを送っている。あと数年すれば男性の生涯未婚率は30%を超えます。女性でも増え、中高年のブライダルマーケットが大きくなるでしょう。『黄昏流星群』を描きながら、“人生最後の恋”はなかなかいいものではないかと感じています。描いていて楽しいですね。大和田:10年ほど前に初めて監督として映画を撮ったんですが、『人間交差点』みたいなストーリーを撮りたいと思ったんです。原作は版権が高くて手が出ませんので(笑)、自分で同じ年代の男の悲哀を表現しました。江本:お2人のような芸術系の人は夢があっていいです。僕みたいな体育会系は暇な時にやることがなくて、リビングに置いた小さなダンベルを持ち上げるしかない。とくに日本の野球界はメジャーと違って年寄りを排除します。張本勲さんがいい例で、何かあると一気に悪口の標的になる。芸術系の人が羨ましいです。弘兼:野球解説のお仕事もあるじゃないですか。江本:やっていますが、一緒にやる若いアナウンサーは僕の現役時代を知らないですよ。“オールスターにも出たことあるのかな?”という感じで。大和田:それは芸能界も同じです。若い人は三船敏郎さんを知らない。長谷川一夫さんも知らない。自慢話で、“昔、舞台で山本富士子さんと恋人同士の役をやった”と言っても、山本さんを知らないんだから。江本:球界でも、ひょっとして王(貞治)、長嶋(茂雄)も知らないんじゃないかと心配になりますよ。弘兼:僕らの世界でも手塚治虫先生を知らない人がいます。名前は知っていても、作品を読んだことがない。僕らの世代はまず手塚先生から入りました。トキワ荘の人たちが20代前半で描いた作品の読み手が団塊の世代。日本の漫画が世界一になったのは、団塊世代という読み手がいたからです。──時代が変わっていくなかで、今後の目標はありますか?江本:僕は人生の最後はアリゾナに住みたいね。毎年キャンプ取材を兼ねて行っていたけど、景色が最高で食い物もうまい。気候もいいし天国ですよ。弘兼:僕は歳をとったなりに漫画を描きたい。『黄昏流星群』なら、主人公の80歳のじいさんが恋をしてもいいし。大和田:僕はその役をやりたいなぁ。江本:あと、今後の希望ということでは、やっぱり苦しむ最期は嫌です。死ぬならあっさり死にたい。野村克也、サッチー夫妻は2人とも眠るような死に際でした。ここだけは師匠の真似をしたいと思っています。弘兼:理想ですよね。大和田さんは舞台の上で死にたい?大和田:そうですね、ボロボロになるまで役者をやりたいです。あと、死ぬまでにもう1本だけ監督として映画を作りたい。江本:その時はお金を払いますから、セリフなしで、バイクで通り過ぎるだけの役で使ってくださいよ(笑)。弘兼:僕は最近、残りの人生を逆算で考えるんです。ゴルフにしても、80歳までできるとして、あと5年。年に20回として残り100ラウンドです。そう考えるとゴルフの1打も、食事の一食も、おろそかにできない気持ちにはなりますね。(了。第1回から読む)【プロフィール】江本孟紀(えもと・たけのり)/野球解説者。1947年7月22日、高知生まれ。法政大から熊谷組を経て東映に入団。2年目に南海に移籍し、エースとして活躍。阪神に移籍後、「ベンチがアホやから野球がでけへん」の言葉を残して退団。引退後は政界に進出し、現在は辛口評論家として活躍。弘兼憲史氏(ひろかね・けんし)/漫画家。1947年9月9日、山口生まれ。早稲田大で漫画研究会に所属し、松下電器産業(現・パナソニック)に入社。3年後に退職して漫画家の道に進む。代表作『島耕作』シリーズに加え、『黄昏流星群』では中高年の恋愛を描き、団塊世代にエールを送る。大和田伸也氏(おおわだ・しんや)/俳優。1947年10月25日、福井生まれ。早稲田大在学中に演劇を始め、中退して自由舞台に参加。劇団四季を経て、NHK朝の連続テレビ小説『藍より青く』で人気を獲得。テレビドラマ、映画、舞台、ミュージカル出演に加え舞台演出、映画監督も務める。※週刊ポスト2022年6月10・17日号
2022.06.09 07:00
週刊ポスト
男女の交際に厳しかった日本社会で初めて自由に「デート」を楽しんだ世代ともいわれる(イメージ)
団塊世代が後期高齢者入目前 老人ホームでの“自由恋愛”の光と影
 2025年に日本社会は大きな転換点を迎える。「団塊の世代」の約800万人が後期高齢者となり、国民の「5人に1人」が75歳以上、65歳以上は人口の3割を超える“超超”高齢化社会に突入するのだ。 団塊世代はそれまで男女の交際に厳しかった日本社会で初めて自由に「デート」を楽しんだ世代といわれ、成人する頃には上村一夫の漫画『同棲時代』が大ブームとなった。恋愛に貪欲で、「性」に積極的。それは高齢になっても変わっていない。 人気漫画『黄昏流星群』で中高年の恋愛を描いている漫画家の弘兼憲史氏(1947年生まれ)が語る。「浮気をしろとか不倫をしろという漫画じゃなくて、歳を取ってもこの先も恋愛はあるんだよとエールを送っている。男性の生涯未婚率があと数年で30%を超えるとされているが、離婚率も増えるので独身の中高年が増え、恋愛のチャンスは増える。『黄昏流星群』を描きながらボクは、人生最後の恋はなかなかいいものだと思っています」 東京郊外のニュータウンに住む70代の独身男性は、地域の中高年の趣味のグループで知り合った女性と5年近い恋愛関係にあると話してくれた。「趣味の会のメンバーの何人かが晩御飯のおかずを持ってきてくれるようになり、たまにうちの台所で料理を作ってくれる。そのなかの1人と深い仲になった。60代後半から週一ペースで会っています。お互いに再婚を考えていますが、双方の子供の反対で道のりは遠そうです」 この世代には老人ホーム入居後も“自由恋愛”を楽しんでいる高齢者が少なくない。都内のケア付き高齢者住宅に入居している独身の70代男性の話だ。「自立型のマンション型なので健康な入居者が多く、カラオケや麻雀、囲碁などの同好会がたくさんある。そこで60代の若い女性たちと仲良くなった。競い合うように夕食を差し入れてくれるし、バレンタインにはチョコが山のようにもらえる。先立たれた妻とは見合い結婚で仕事もお堅い職場だったから浮いた話一つなかった。今が人生で一番輝いていると思う」 しかし、ホームで“自由恋愛”に歯止めが利かなくなるとトラブルが増える。ある大規模老人ホームでは、65歳の女性を70代の男性2人が奪い合って大きな騒動になったという。「男性の1人が嫉妬のあまり深夜女性の部屋に忍び込んだり、トイレで無理やり迫ろうとするなど、スタッフが何度注意しても聞かない。それが1組だけではない。本当に困っています」(施設の介護スタッフ) 介護現場で働いた経験のある淑徳大学総合福祉学部の結城康博・教授が語る。「施設内での高齢者同士による性トラブルは多くなっています。夜中に認知症の入居者が異性のベッドに潜り込んでいたというケースも珍しくない。厚労省も対策に乗り出していますが、表沙汰にできないケースも少なくありません。 女性職員へのセクハラもある。介護施設は働き手が足りない。現在は高齢者が施設を選べるが、今後は要介護者が増え、素行が悪い人は施設から強制退去を求められるケースが増えていくでしょう」 団塊世代は性トラブルだけではなく、“パワハラ体質”も懸念材料だという。現役時代、部下を叱り飛ばしていた頃のやり方が抜けきらないことが多いからだ。「とくに団塊世代の男性には、ヘルパーや介護職員に上から目線であれこれ指示したり、大声で叱ったりする人がいます。施設側にすれば、介護人材が不足しているのに、嫌になって辞められたら困る。性格の悪い気難しい高齢者は入居を断わられる時代になるでしょう」(結城氏) まさに介護でも“団塊受難”の時代なのである。※週刊ポスト2022年3月4日号
2022.02.22 07:00
週刊ポスト
弘兼憲史氏が語る 友人関係の「友好的な終わらせ方」とは
弘兼憲史氏が語る 友人関係の「友好的な終わらせ方」とは
『黄昏流星群』『島耕作シリーズ』などで知られる漫画家の弘兼憲史氏(72)は、定年後の生き方として「持ち物を半分にしよう運動」を実践している。 吟味して減らすもののなかには「友人」もある。「友人が多いほうが豊かな人生だと思っている人は多いのですが、60歳になってからは、信頼できる一握りの友人がいればいい。 友人をどんどん作りたいという人は別ですが、実は多くの人が友人関係を減らしたいと考えているはずです。そう思っている人たちには、思い切って友人を減らすことを勧めます」 弘兼氏が「人間関係の断捨離」のために最初に着手したのは、年賀状や中元、歳暮などの「ご挨拶」だ。「友人関係を減らす第一手は年賀状をやめることでした。昔は年に一度『あの人、元気にしているかな』と尋ねるのに便利でしたし、お正月に年賀状の束を炬燵で見る楽しみもあった。 でもいまは携帯で一年中連絡できます。年賀状をやめることで切れる関係だったら“減らしていい友人”だったということでしょう。ただし、いきなりやめるのではなく、『これで最後の年賀状にします』と一筆書いておくほうがベターです。 お中元やお歳暮をやめる時には『これから年金暮らしで大変なのでお互い最後にしましょう。その代わり電話はいつでもくださいね』といったことを添えるといいでしょう。案外、相手も荷が軽くなったとホッとするものです」(弘兼氏) 昔なじみの顔が集まる同窓会も、弘兼氏は無理に参加する必要はないと語る。「最初は懐かしくてしみじみするけど、回数を重ねるうちに出席者は人生の成功者ばかりになり、ドロップアウトした人は来ないので、必然的に自慢話大会になる。 大して得るものもなく、付き合いだけが増えて、お中元お歳暮、さらには“お孫さんが結婚したからご祝儀”などと、出費が多くなります」※週刊ポスト2020年2月28日・3月6日号
2020.02.23 16:00
週刊ポスト
ドラマ『黄昏流星群』以上の熱演が期待されている
中山美穂「R18映画」関係者が明かした「体当たり演技」
 俳優で、劇団「大人計画」を主宰する松尾スズキが監督・脚本・主演を務める映画『108~海馬五郎の復讐と冒険』。その中で「不貞を働く妻」を、中山美穂(49)が演じることが発表された。その内容が、映画関係者の間で話題になっている。 妻の不貞を知ってしまった主人公が、離婚をしても財産分与で資産の半分を獲られることに納得がいかず、貯金を使い切ることを決意。ならば自分も不貞を働いてやろうと、財産分与するはずの1000万円を使い切るまで女性を買いまくる、という目まぐるしい物語だ。中山美穂は松尾スズキの妻役を演じる。「松尾さん演じる主人公の中年男がとにかく不貞を働きまくるというストーリーで、一糸まとわぬ女性が大量に出てくるため、『R18』指定となっている。攻めすぎた内容で制作費が集まらず、構想から完成まで5年を要したとか。中山さんは自ら妻役に立候補し、体当たりの芝居を見せているようです」(芸能関係者) 中山は2002年に作家の辻仁成と結婚、パリに移住し育児に専念するため芸能活動を休止していたが、2014年に離婚を発表。芸能界に復帰した。昨年放送されたドラマ『黄昏流星群』では年下のイケメンと禁断の愛を育む主婦役を熱演し、あのミポリンもこんな役をやる年齢になったのか……と目を細めていたファンもいた。 この『108~海馬五郎の復讐と冒険~』では、そんな中山の体当たり演技に期待が高まっている。すでに映画を見たという関係者は次のように明かす。「年下ダンサーとの男女のシーンがしっかりあります。衝撃なのは声。かなり本気の声でした。女優の演出には手を抜かないことで有名な松尾スズキ監督が、かなり濃密に撮っています。アイドル時代からは考えられない演技を見せています」 中山の女優魂が見られる映画は今秋公開予定だ。
2019.06.04 07:00
NEWSポストセブン
弘兼憲史氏「日本でキャッシュレス化が進まないことは誇っていい」
弘兼憲史氏「日本でキャッシュレス化が進まないことは誇っていい」
 日本はキャッシュレス決済後進国だから、普及を促進したいという狙いがあるのか。現金以外のクレジットカードや電子マネーなどで決済した場合にポイント還元するという政府による増税負担軽減策が検討されている。しかし、“現金族”からは、キャッシュレス決済が進まないのは、逆に誇っていいのはずだという声も上がっている。『黄昏流星群』『島耕作シリーズ』などの作者で、サラリーマン経験もある漫画家の弘兼憲史氏(71)。自身の経験も踏まえて、次のように訴える。「まず考えなくてはならないのは、相変わらずカード決済絡みの犯罪が多いこと。僕もかつてカード情報を抜き取って悪用されるスキミング被害に遭ったことがあって、怖い思いをした。やはりどこか信用できないところがあります」 弘兼氏は基本的に現金払いだが、高額な買い物はカードで支払うという。キャッシュレス決済の普及に一定の理解を示す一方、“海外に倣って日本も”という考え方には疑義を呈す。「中国では街角の屋台でもキャッシュレス決済になっていることなどを考えると、確かに世界的な流れなのでしょう。しかし、中国でキャッシュレス化が進んだのは現金が信用できないからでもある。日本ではニセ札などが少なく、現金に信用がある。誇ってもいいことではないか。 日本経済の成長を支えてきた世代は現金を信頼する気持ちが強い。政府の施策もそうした人たちの気持ちをもう少し汲んでほしい」※週刊ポスト2019年1月11日号
2019.01.14 13:00
マネーポストWEB
月9『SUITS』の巧みな新戦略、織田裕二にぶつける新旧共演者
月9『SUITS』の巧みな新戦略、織田裕二にぶつける新旧共演者
 織田裕二主演で好調な月9ドラマ『SUITS/スーツ』(フジテレビ系)。10日の最終話・前編放送を直前に控え、が然注目度は高まっている。このドラマで毎回、注目を集めるのは、織田と週替わりゲストとの共演だ。そこにこれまでの月9にない戦略があるという。コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。 * * * スタート前から『東京ラブストーリー』(フジテレビ系)が再放送されるなど、「織田裕二と鈴木保奈美の27年ぶり共演」が話題を集めていた月9ドラマ『SUITS/スーツ』。 保奈美さん以外のレギュラー出演者には、中島裕翔さん、小手信也さん、中村アンさんなど、織田さんと対峙したときに新鮮な顔合わせになる俳優がキャスティングされました。 一方、週替わりのゲスト出演者には、「新旧共演者を対峙させる」という巧みなプロデュースが見られたのです。◆「深津絵里も!」期待感は高まるばかり 主演の織田さんに対する、泉里香さん、山本未来さん、佐久間由衣さん、ブラザー・トムさんの顔合わせに新鮮な印象があった反面、矢田亜希子さん、石田ひかりさん、西村まさ彦さん、ジュディ・オングさんとの共演は懐かしさを感じさせました。 矢田さんは2004年の『ラスト・クリスマス』(フジテレビ系)で織田さんの恋人役、石田さんは1989年放送の『ママハハ・ブギ』(TBS系)で織田さんの妹役、西村さんは1993年放送の『振り返れば奴がいる』(フジテレビ系)で織田さんに復讐する医師役、ジュディ・オングさんは『お金がない!』(フジテレビ系)で織田さんにビジネスをさとすデパートの社長役。いずれも名作であり、織田さんと対峙するシーンが多かったため、かつてのファンを喜ばせています。 今年は3月に『BG~身辺警護人~』(テレビ朝日系)で「木村拓哉と山口智子が『ロングバケーション』(フジテレビ系)以来の22年ぶり共演」が話題を集めたなどの背景もあって、視聴者の期待はさらに加速。ネット上には、「『踊る大捜査線』(フジテレビ系)で織田さんと共演していた深津絵里さんが出てくれたら最高」「『卒業』(TBS系)の相手役だった中山美穂は『黄昏流星群』(フジテレビ系)だけでなく、『SUITS/スーツ』にも出るべき」などの声が飛び交っています。『SUITS/スーツ』は17日の放送で最終回を迎えますが、原作の海外ドラマは第7シリーズまで放送済の大作である上に、日本版も平均10%前後の視聴率以上に評判がいいだけに、続編が制作されるのは間違いありません。「深津絵里さんや中山美穂さんら過去の共演者がキャスティングされるかも…」という期待感は、第2シリーズ以降に引き継がれていきます。◆「旧」ばかり「新」ばかりでは飽きられる 織田さんにあえて新旧の共演者をぶつけた理由は何なのでしょうか? 真っ先に挙げられるのは、「昔、楽しく見ていたドラマを思い出す」という懐かしさ。「過去作品を思い出させることで視聴者の期待感をあおり、視聴率につなげる」という効果が期待できます。 特に視聴率の面では、リアルタイム視聴の習慣が根強い40代以上にとって、織田さんと保奈美さん、石田さん、西村さんらの共演は、魅力的なトピックス。同時に、そのトピックスはメディアに記事化されやすく、個人のSNSにもつぶやかれやすいなど、いいこと尽くめなのです。「旧」ばかりではなく「新」を織り交ぜているのは、「旬の俳優で40代以下の視聴者を引き込みたい」「どちらかばかりだと飽きられて話題性が落ちる」「キャスティングばかり注目されるのではなく物語にも注目してほしい」などの理由から。その意味で『SUITS/スーツ』のキャスティングは、第1シリーズとしても、今後のシリーズ化を見据えた上でも、バランスが取れていたと言えます。 最終話・前編のゲストは、検事役の市川海老蔵さん。「最強の検事vs最強の弁護士」とうたったオリジナルキャラだけに、織田さんと海老蔵さんが対峙するシーンは鮮度も迫力も抜群です。 今回の共演は海老蔵さんが10月10日のブログで「楽しかったっす。スーツはNetflixで殆ど見ていたので楽しいです。そして、織田裕二さんと鈴木保奈美さんの御二方が我々世代にはたまらない、通行人でも出たいな。」と書いたことがきっかけだけに意気込みは十分。織田さんも海老蔵さんも眼力の強い俳優だけに、最後まで火花が飛び散るようなシビアな戦いを見せてくれそうです。【木村隆志】コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者。雑誌やウェブに月20本超のコラムを提供するほか、『週刊フジテレビ批評』などの批評番組に出演。タレント専門インタビュアーや人間関係コンサルタントとしても活動している。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』『独身40男の歩き方』など。
2018.12.09 07:00
NEWSポストセブン
佐々木蔵之介の『黄昏流星群』 中年のときめき爆発に違和感
佐々木蔵之介の『黄昏流星群』 中年のときめき爆発に違和感
 興味を持ってチャンネルを合わせたはずのドラマに対して“違和感”を抱いてしまった経験は誰しもあるだろう。作家で五感生活研究所代表の山下柚実氏が分析する。 * * * 中年にさしかかった人生の悲哀と偶然の出会いを描き出すドラマ『黄昏流星群~人生折り返し、恋をした~』(フジテレビ系木曜午後10時)。原作は同名の弘兼憲史マンガ作品(小学館)の第1集「不惑の星」です。 漫画の方は1995年から現在まで続き広い世代に愛読されている人気作。しかし、ドラマを見ていると、どことなく漂ってくる不思議な違和感。チグハグな感じが気になって仕方がないのですが、それはいったい何処から発しているのでしょうか? 主人公は、エリートサラリーマンの滝沢完治(佐々木蔵之介)。成功への道を邁進し仕事一筋、部下の女性からの色っぽいモーションにも「キャリアに傷が付く」と拒絶し銀行の支店長まで上り詰めた。専業主婦の真璃子(中山美穂)はそんな夫を献身的に支えてきた。ところがある日、完治は予想外の左遷宣告を受け、子会社の倉庫へ出向に。受け入れ難い試練に直面して……。 プライドの高いエリート中年サラリーマンの挫折物語です。銀行の支店長が子会社へ出向、の悲哀は大きい。人生の全てかけて獲得してきた成果が一瞬にして崩壊していくのですから、喪失感、強い挫折感に包まれるはず。 ところが。スイス旅行へ出かけて偶然出会った目黒栞(黒木瞳)に一目惚れ。その栞が、何と出向先の倉庫会社の食堂で働いていることを知って嬉々とし、ときめきを爆発させる完治。 そう、完治役の佐々木蔵之介さんが枯れていない。栞演じる黒木瞳さんをイキイキと追いかけていく。その姿がどこか楽しげ。中年の舞い上がりぶりを見せつけられるようで、視聴者はとまどう。「たそがれ」は何処に行った? まあドラマですからストーリーは単純でもいいのですが、行間から染み出てくるようなわりきれなさ、仕事に生きることができなくなったエリートサラリーマンのわびしさ、葛藤といったものが十分に見えてこない中、「偶然の恋愛」がトントン拍子で展開していくあたりに肩すかし感が。 夕暮れ時、行き交う人の顔がよく見えなくて「あの人は誰?」と問う「誰そ彼(たそかれ)」から、「たそがれ」という言葉は生まれました。「黄昏」を「たそがれ」と読ませるのは当て字ですが、「昏」は「日が垂れる」つまり、太陽の光の量が少なくなり、だんだんに先が見えにくくなってくること。 ドラマのタイトル「黄昏-たそがれ」という言葉は、そのように深い意味を持つはずです。「俺の人生って何だったんだろう」と内省し、さみしさを噛みしめた先にやっと見出す、ささやかな希望の光……人生の酸いも甘いも含めた「複雑さ」を描き出すことが、このドラマの土台になるはず。 もちろん出向先の新しい職場で完治が戸惑ったり、夫婦間に吹くスキマ風の描写もあるのですが、そのあたりの味つけがどうにも薄く、むしろ新たな恋愛にうきうきしている完治の方が印象深く目立ってしまっています。 専業主婦・真璃子(中山美穂)も似たようなことが言える。夫の行動を不審に思い浮気を疑うけれど、さほど執着するわけでもなく夫を女から取り戻そうと髪を振り乱し躍起になるわけでもなく。 それより娘・美咲(石川恋)の婚約者、春輝(藤井流星)にうっとりと恋心を抱く。娘の婚約者ですから20歳余りも年下。そんな若い男が、そもそも婚約相手の「母」にむかってモーションをかけますか? キスを迫りますか? この設定、原作にはない新たな要素として加えられましたが、益々掛け違い感を高めてくれています。 おそらくこのドラマの放つチグハグ感とは、原作に漂う「中年の悲哀」という基本要素が、十分に伝わってこないところから生じているのではないでしょうか? 先が見えなくなりとまどう中年。しかし、成熟した世代だからこそ発見できる新たな希望の形もある。複雑な人生の綾が織りなす、切なくて甘い大人の物語を視聴者は見たいのですが。
2018.12.01 16:00
NEWSポストセブン
鈴木保奈美、中山美穂らリバイバル女優百花繚乱 勝者は誰か
鈴木保奈美、中山美穂らリバイバル女優百花繚乱 勝者は誰か
 テレビ界が美熟女優ブームに沸いている。10月クールのドラマでは、『SUITS』(フジテレビ系)で27年ぶりに織田裕二(50)と共演した鈴木保奈美(52)や、『黄昏流星群』(フジテレビ系)で20年ぶりに木曜劇場に出演した中山美穂(48)が話題に。 来年1月にはTBSの日曜劇場枠で常盤貴子(46)が17年ぶりに主演を務め、後藤久美子(44)も映画『男はつらいよ』シリーズ最新作で、23年ぶりに女優復帰することが発表されている。 さながら“リバイバル女優”たちの百花繚乱だが、一歩リードしたように見えるのは鈴木だ。 初回視聴率14.2%と好スタートを切った『SUITS』は、その後6話までの平均視聴率が2桁台を堅持。一方、中山の出演する『黄昏流星群』は初回7.3%、以降は5~6%台で推移している。「2人とも1990年代のトレンディドラマブームを支えた功労者で、鈴木が『東京ラブストーリー』を当てた1991年、中山も同じフジで『逢いたい時にあなたはいない…』を大ヒットさせている。結婚と出産で一時休業していた過去も同じ。なにかと比較される関係にあります」(スポーツ紙デスク) 芸能評論家の三杉武氏が分析する。「主なドラマ視聴者層であるF3層(50歳以上の女性)には鈴木が強い。石橋貴明と結婚後、長らく子育てに専念し、いまも献身的に夫をサポートしていて良妻賢母のイメージがあるからです。一方の中山は波瀾万丈。作家の辻仁成氏と離婚後、子供の親権は辻が持ち、新恋人との熱愛や破局でワイドショーを賑わせた」 鈴木は今回のドラマ出演にあたって、「夫の石橋から『泊まりの撮影はしない』『夕方に一度連絡する』というルールを課されていた」(テレビ関係者)というが、これを守って、家庭と仕事を見事両立しているという。「ただし、中山も『黄昏』では男性視聴者に評判が良い。中山の妖艶さが受けているようで、今後、ラブシーンへの需要は増えていくのではないでしょうか」(三杉氏) 鈴木も織田との『東京ラブストーリー』続編の噂が取り沙汰される。“リバイバルトレンディドラマ”が相次ぐか。※週刊ポスト2018年11月30日号
2018.11.20 07:00
週刊ポスト
秋ドラマの珍現象 “アンダー7”4作に熱烈なファンが続出
秋ドラマの珍現象 “アンダー7”4作に熱烈なファンが続出
 視聴スタイルが多様化するなかで、視聴率はドラマの評価を決める指標ではもはやないのかもしれない。それを示す珍現象が今期のドラマで起きている。いったいどういうことか? コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。 * * * 秋ドラマが中盤戦に入る中、視聴率での明暗がはっきり分かれています。まず、『相棒』(テレビ朝日系)、『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』(テレビ朝日系)、『下町ロケット』(TBS系)が15%前後の高視聴率をキープして“トップ3”を形成。 一方、『ハラスメントゲーム』(テレビ東京系)、『中学聖日記』(TBS系)、『僕らは奇跡でできている』(フジテレビ系)、『黄昏流星群』(フジテレビ系)の4作は、いずれも7%以下の低視聴率に沈んでいます。 その他の『SUITS/スーツ』(フジテレビ系)、『大恋愛~僕を忘れる君と』(TBS系)、『ドロ刑 -警視庁捜査三課-』(日本テレビ系)、『今日から俺は!!』(日本テレビ系)、『駐在刑事』(テレビ東京系)、『獣になれない私たち』(日本テレビ系)は、9~12%前後と平均的な数字だけに、5~6%の“アンダー7”4作が差のついた下位グループであるのは明らか。 通常これほど低視聴率のドラマは、「酷評されたあと、SNSの書き込みや関連記事が減って、話題にあがらないままひっそり終了」というパターンなのですが、今期の視聴率“アンダー7”4作は様相が大きく異なり、それは珍現象とも言えるものなのです。◆刑事・医療・弁護士、シリーズ作に頼らない 現在“アンダー7”4作に寄せられる声の大半は、酷評ではなく称賛。序盤で飛び交っていた厳しい声はすっかり収まり、楽しさを共有し合うような声が中心となっています。『ハラスメントゲーム』は「週替わりでさまざまなハラスメントを扱った上で、清濁併せ吞む主人公が痛快に解決していく」という脚本の質。『中学聖日記』は「教師と生徒の恋」という強い背徳感と映像の美しさ。『僕らは奇跡でできている』は童話のようなファンタジックな世界観による癒し。『黄昏流星群』は3組のドロドロ不倫を大マジメに描く面白さ。 それぞれ異なる形で興味を集め、『ハラスメントゲーム』は「スカッとする」、『中学聖日記』は「ドキドキする」、『僕らは奇跡でできている』は「ほっこりする」、『黄昏流星群』は「ツッコミたくなる」などの心境から、SNSでのコメントが活性化しているのです。“アンダー7”4作の共通点は、「スタート前から厳しい声を受けやすい設定」と「思い切った挑戦作だったこと」の2つ。 放送前から『ハラスメントゲーム』には「ハラスメントをゲームにするな」、『中学聖日記』には「義務教育でありえないし、タイトルが成人向け映画みたい」、『僕らは奇跡でできている』には「何が奇跡なのかわかりにくい」、『黄昏流星群』には「中年の不倫を見て何が楽しいのか」などの厳しい声があり、「1話から見てもらえない」という悲劇を招いてしまいました。 ただ、4作ともに、そんな厳しい声が飛ぶことを承知で挑んだ意欲作であり、「安易に刑事・医師・弁護士ドラマやシリーズ作に頼らないぞ」という気概の表れとも言えるでしょう。それらのような「リアルタイムで見てもらいやすい=視聴率を獲得しやすい」タイプの作品ばかりではなく、「まったく別のジャンルで視聴者を楽しませよう」というポジティブな姿勢を感じます。◆“トップ3”は『水戸黄門』タイプばかり 制作サイドが連ドラの多様性を考え、視聴率狙いだけに走らなかったことが、4作への熱心なファン獲得につながっているのではないでしょうか。 上記にあげた“トップ3”は、いずれも「勧善懲悪」という、かつての『水戸黄門』(TBS系)を思わせる、いい意味で予定調和を楽しむタイプの作品。少し見ただけでわかるシンプルな設定と、毎週同じ結末で裏切られない安心感から、「録画するほどでもないが、サラッと見られる」「ときどき見逃してしまっても大丈夫」と思わせることで視聴率獲得につなげています。 一方、“アンダー7”4作の熱心なファンは、そのような予定調和の世界観に「つまらない」「違うタイプのドラマが見たい」と感じ、挑戦の姿勢がうかがえる作品に希少価値を見いだしているのではないでしょうか。しかし、この熱心なファンは「リアルタイムではなく、録画などでじっくり見ることが多いため、視聴率獲得には貢献できない」というジレンマを抱えています。 現在4作への称賛が増えている最大の理由は、ネットメディアによる低視聴率報道に対する悔しさ。「今どき、みんな録画やネットで見ているから視聴率なんて関係ない」「こんなに面白いのに見てない人はもったいない」などと声をあげることで、自分の好きな作品を守ろうとしている様子が見られます。 テレビ業界が視聴率という一面的な指標を使い続け、ネットメディアがページビュー狙いでそれを報じる限り、今期のような「視聴率下位の4作に称賛の声が集まる」という珍現象は、今後も起こりうるのではないでしょうか。それは低視聴率を嘆く関係者にとって多少の救いにこそなりますが、「作品が正当に評価されない」というテレビ業界の抱える課題の象徴的な現象とも言えます。【木村隆志】コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者。雑誌やウェブに月20本超のコラムを提供するほか、『週刊フジテレビ批評』などの批評番組に出演。タレント専門インタビュアーや人間関係コンサルタントとしても活動している。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』『独身40男の歩き方』など。
2018.11.18 07:00
NEWSポストセブン
ドラマ化『黄昏流星群』も話題に、不倫マンガが増えた理由
ドラマ化『黄昏流星群』も話題に、不倫マンガが増えた理由
 現在放送中のドラマ『黄昏流星群』(フジテレビ系)が、「ドロドロすぎる!」と話題になっている。 物語は、出世頭とみられていた銀行マンが一転、出向を命じられ、旅先のスイスである女性と出会い、恋に落ちてしまう姿を描いた不倫もの。 主人公の銀行マンだけでなく、その妻や娘までが不倫をしていて、お互いが不倫現場で鉢合わせするなど、驚きの展開が続いている。 原作は『島耕作』シリーズの弘兼憲史さんが手掛けた同名マンガだ。ドラマにハマる都内在住の渡辺美希さん(仮名・54才)は話す。「ドラマを見てたら、原作を読みたくなっちゃって。自分では味わえないからこそ、マンガで不倫のジェットコースター気分を味わいたいんですよね」『黄昏流星群』以外にも、今、不倫マンガは王道ものから変わり種まで話題作がいっぱい。女子マンガ研究家の小田真琴さんは、不倫マンガが増えた理由を話す。「2010年に連載がスタートし、ドラマにもなった『あなたのことはそれほど』(あなそれ)(祥伝社)がきっかけ。W不倫をテーマにし、登場人物の誰にも感情移入できず、全員気持ち悪いという本格不倫マンガだったので、“不倫ものって面白い”と認識されました」 電子書籍が普及し、家族に何を読んでいるのかバレなくなったことも大きい。現在ブームになっている作品には、不倫+エロスを描いたものもある。『金魚妻』(集英社)は、1話完結で妻がさまざまなシチュエーションで不倫・セックスをする様子が描かれている。 このように不倫+αの要素がある作品が目立つのが昨今の不倫ものの特徴だ。『ただ離婚してないだけ』(白泉社)は、不倫相手を妊娠させてしまった夫が主人公。不倫相手が妊娠・中絶をきっかけに夫を恨み、家に押しかけ、もみ合ううちに夫婦が共同し、その不倫相手を殺害してしまったところから始まる。「夫がしてしまった不倫が殺人にまで行き着き、家庭が一気に壊れていく様子が緻密に描かれているのが怖くて続きが気になる」(40才・デザイナー) ドロドロ不倫×ハラハラドキドキのサスペンスが味わえる。『東京ラブストーリー』の柴門ふみさんが描く『恋する母たち』は、東京の名門校に通う息子の母親たちの恋の物語だ。なかでも、パート勤務の杏は一見、母子家庭だが、実は駆け落ちをして行方不明になってしまった夫がいる。彼とは離婚しておらず、夫の駆け落ち相手の夫とのW不倫の過去もある。女性カルチャーに詳しいライターの西森路代さんが話す。「『あすなろ白書』や『同・級・生』など、群像劇が得意な柴門さんだけに、キャリアウーマン、専業主婦、パート主婦といった環境の違う母たちのそれぞれの恋を描いた不倫群像劇になっています」◆自分自身にも身に覚えがあるので共感できる『あげくの果てのカノン』(小学館)は、不倫×SFという、これまでになかった発想の作品だ。舞台は「ゼリー」と呼ばれる地球外生命体に侵略された近未来の日本。その「ゼリー」と戦う戦闘員で既婚者の宗介と、彼を高校時代から慕う後輩のかのんとの不倫を描いている。 高橋一生(37才)は、共演者でマンガ好きの広瀬アリス(23才)に『カノン』を推薦。菅田将暉(25才)も本作の大ファンだ。『カノン』の作者、米代恭さんは1991年生まれの女性漫画家。「恋愛は苦手」だそうだが、「ふたりが結ばれない恋愛なら描けるかもしれない」と編集者に言ったことがきっかけで本作は生まれたという。米代さんは、不倫マンガが人気の理由についてこう話す。「安定した関係性より傷つくことが前提の恋愛の方が陶酔感やドライブ感があるからではないでしょうか。不倫は、当事者だったら壮絶に面倒なうえに幸せになれるか定かではない。フィクションですませた方がいいと思います」『1122』(講談社)は、夫の不倫を妻が公認しているというケースを扱った作品。当初は夫の婚外恋愛に口を出さない約束だった妻だが、次第に不倫相手に心を奪われる夫に不満がたまっていったり、自分の性欲を持て余して女性用風俗店のドアを叩いたりと、複雑に変化する心境をていねいに描いている。「“いい夫婦”関係ではあっても、もう男女じゃない感覚がリアルに描かれていて、自分自身にも身に覚えがある。本当に共感できるんですよね」(38才・専業主婦)『1122』は社会に対する批評的な視点が入っているところがいいと語るのは前出の小田さんだ。「結婚という制度そのものに無理があるんじゃないかというところからスタートしている。今の婚姻制度や、恋愛のあり方に疑問を持っている人にはオススメです。この作品もそうですが、女性が主体的に恋愛する不倫マンガが増えたのは、不倫をするかどうかは別問題として、女性も自由に欲望を表しやすくなった背景がある。不倫はある意味で自由の象徴。男性の不倫だけが“男の甲斐性”だといわれ、大目に見られていた非対称性が解消されつつあります」 秋の夜長のお供に不倫マンガも面白そうだ。※女性セブン2018年11月29日・12月6日号
2018.11.17 16:00
女性セブン
恋愛モノが多数、10月期ドラマを楽しむための秘訣
恋愛モノが多数、10月期ドラマを楽しむための秘訣
 様々なタイプの恋愛ドラマがラインナップされている今年の10月期。なかでも、禁断の恋を描くのは『中学聖日記』(TBS系、火曜22時)。教師・有村架純(25才)と教え子である中学3年生で、新人の岡田健史(19才)の、6才差コンビが主演する。辛口コラムニストの今井舞さんはこう話す。「中学生役のはずの岡田が、童顔の有村より年上に見える時点で話に入っていけず。中学生と教師の恋という生々しさを緩和するために、年齢差を感じさせないよう配慮した結果がこれなんだろうけど。保険のかけすぎが裏目に出てますね。 化粧が濃くて話し方も片山さつきみたいに高圧的な吉田羊の、帰国子女でバイセクシャルというキャラ設定も唐突すぎ。教職の大変さや、禁忌の恋の感情の襞がきちんと描かれていた、松嶋菜々子と滝沢秀明の『魔女の条件』(TBS系、1999年)が今はただ懐かしい」 オーバー50の恋を描いたのは、『黄昏流星群』(フジテレビ系、木曜22時)。言わずと知れた弘兼憲史原作漫画のドラマ化だ。主人公・佐々木蔵之介(50才)が黒木瞳(58才)に恋をし、妻の中山美穂(48才)は娘の婚約者に恋をし…話題性は充分だが、視聴率は6%台に。「バラを育ててパンを焼くというステレオタイプな良妻賢母を演じる中山美穂、バッチリメイク&ヒールにダイヤモンドをつけて社員食堂のパートに出勤する黒木瞳など、ツッコミどころ満載」(今井さん) と現実の女性像とリンクしないと辛口評価だが、ドラマに詳しいライターの西森路代さんは今後に期待する。「原作を読んで、人生が黄昏に向かう男女のせつなさにグッときました。そのせつなさをドラマでも表現してほしいですね」 空気の読めない大学講師と超エリート歯科医が恋に発展するのかしないのかまったく読めないのは『僕らは奇跡でできている』(フジテレビ系、火曜21時)。高橋一生(37才)の民放ゴールデン・プライム帯の連ドラ初主演作だ。エリート歯科医を榮倉奈々(30才)が演じる。視聴率は6~7%とふるわないが、熱狂的ファンは増えつつあると評判だ。 放送作家の草場滋さんは今回の役こそ高橋のハマり役だという。「独特の間を持つ、おっとりした高橋のよさは、ちょっと変わった役でこそ引き立ちます。今回の役は、はっきりそうとは説明されていないけれど、発達障害かと思います。あえて言わなくても、エピソードやせりふでそれとわかるようになっています。説明しすぎないのに、世界観がしっかりしている。これは演出が巧みなんです」 どうしてもカンチとリカを思い出してしまう『東京ラブストーリー』(フジテレビ系、1991年)以来、27年ぶりとなる月9共演で話題の織田裕二(50才)と鈴木保奈美(52才)の『SUITS』(フジテレビ系、月曜21時)。今回の舞台は弁護士事務所で、上司と部下役の関係だ。第3話までの平均視聴率は12%超えと好調だが、評価は微妙。「イギリス・メーガン妃の出世作の米大ヒットドラマのリメーク。イチから作る月9よりは視聴率もマシになったけれど、中身は大幅にレベルダウン。呆れたときに大仰に手を広げたり、目を大きく見開いたり、机に腰掛けちゃう織田裕二の演技だけが欧米か。とにかくこのドラマを楽しむコツは、絶対にオリジナルを見ないこと、この一点につきます」(今井さん) 織田と鈴木、濃い2人の間を行き来する天才フリーターの中島裕翔(25才)の清涼感は必見か。※女性セブン2018年11月15日号
2018.11.04 16:00
女性セブン
ムロツヨシ
『大恋愛』で注目ムロツヨシ なぜ美女の相手役に選ばれる?
 戸田恵梨香(30才)主演、その恋人役をムロツヨシ(42才)が演じるドラマ『大恋愛~僕を忘れる君と』(TBS系)が好調だ。平均視聴率は第1話10.4%、第2話10.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と2桁台をキープしている。 パナソニックリフォームのCMでは、石田ゆり子(49才)の夫役となったムロ。開設された“夫婦SNS”で日常生活を発信し、「本当の夫婦のようだ」と評判になった。ほかにも、9月から放送されているアサヒグループ食品『MINTIA W&C』の新CMでは、患者役として看護師役の松岡茉優(23才)と共演している。ムロはなぜ美女の相手役に選ばれるのか――。 上智大学文学部教授(メディア文化論)の碓井広義さんが分析する。「美女と野獣とまではいきませんが、二枚目ではないからこそ、美女が引き立つという理由もあるでしょう。ですが、『大恋愛』を見ていても、ムロさんは戸田さんの演技をしっかりと受け止めているし、ムロさんだからこそ単純な“格差恋愛モノ”にとどまらない作品になっていると言えます」 ネットでも「ムロさんカッコイイ!」という声が多く投稿された。視聴者がこれまでコミカルな役どころが多かったムロの新たな魅力に引き込まれているのがわかる。「俳優として分類するなら、ムロさんは個性派俳優にジャンルわけされていると思いますが、私はどこにも属さない“ムロツヨシブランド”を確立している気がします。黙っていても笑っていても、何を考えているかわからない顔立ちも含めて、ムロさんは何か起こしそうな雰囲気を持っているので、見る側としては心がざわめきます。相手役の女優にしてみても、自身のプラスアルファを出さないとムロさんの個性に対抗できないから、いつもと違う面が見せられるのだと思います」(碓井さん、以下「」内同)『大恋愛』は、若年性アルツハイマーに冒された女医(戸田)と、彼女を支え続ける元小説家(ムロ)の王道ラブストーリー。ムロの役柄は、親に捨てられ、児童養護施設で育ったフリーターだ。「元小説家の役は、いわゆるイケメン俳優でも成立します。でも、あの詩的な言葉を普通の二枚目俳優さんがやっていたら、嘘くさく見えてしまう。ムロさんだから、複雑な過去を背負うちょっと変わった男の役を自然に演じられている。しかも難病を抱えたヒロインの恋愛ドラマなんて、下手をしたら陳腐化しそうな題材を、“ムロツヨシブランド”が入ることによって新鮮に感じさせています」 ムロはコメディアン的なキャラもあることから、美人と絡んでもやっかみを受けないメリットもあると碓井さんは指摘する。「第1話で、戸田さんとの濃厚なキスシーンが話題になりましたが、ムロさんは戸田さんファンから攻撃をされることもなく、ネットではむしろ好意的に受け止められていました。逆に言うと、美人女優さんだって二枚目俳優とラブシーンを演じると、やっかまれる可能性だってある。それがないというのも女優にとっては安心材料になります」 実際に、『黄昏流星群~人生折り返し、恋をした~』(フジテレビ系)では、藤井流星(ジャニーズWEST)のファンが、「中山美穂とのラブシーンは見たくない!」と、悲痛な声をネットであげている。「この秋ドラでムロさんは、『今日から俺は!!』(日本テレビ系)でコメディタッチの役でも登場しています。『大恋愛』とのギャップはすさまじい。ムロさんの役者としての奥行きを再確認させられました。ムロさんの演技によって“新しい魅力を引き出してほしい”という女優は今後増えていくかもしれないですね」 黒木華(28才)、新垣結衣(30才)、芳根京子(21才)ら、女優の中にも実はファンの多いムロ。今年1月クールの連続ドラマ『きみが心に棲みついた』(TBS系)で共演した吉岡里帆(25才)から「私の分岐点にムロさんが立っている」と役者として絶賛されたこともある。ムロと次にラブストーリーを演じる女優はいったい誰か?
2018.10.28 07:00
NEWSポストセブン
戸田&ムロ、石原&峯田、なぜ「美女と野獣」ドラマが続く?
戸田&ムロ、石原&峯田、なぜ「美女と野獣」ドラマが続く?
 ドラマ『大恋愛~僕を忘れる君と』(TBS系)が戸田恵梨香とムロツヨシによる恋愛ものとして話題を集めているが、最近、美男美女の組み合わせではなく、このドラマのように「美女と野獣」カップルによる恋愛ドラマが続いている。いったいなぜか? コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんがその背景について解説する。 * * * 先月まで、美人華道家と冴えない自転車店主の恋を描いた『高嶺の花』(日本テレビ系)が放送されていました。同作で話題になったのは、美人華道家・月島ももを演じた石原さとみさんと、冴えない自転車店主・風間直人を演じた峯田和伸さんのビジュアル格差。「まさに美女と野獣」「この組み合わせはアリなの?」「イケメンで見たかった」などのさまざまな声が飛び交っていました。 10月に入って新たなドラマが次々にはじまる中、「美女と野獣、再び」という声が挙がっているのが、『大恋愛~僕を忘れる君と』。同作は戸田恵梨香さんが演じる美人女医・北澤尚と、ムロツヨシさんが演じる引越しアルバイト・間宮真司のラブストーリーです。 ちなみに『高嶺の花』のももは29歳で直人は39歳、『大恋愛』の尚は34歳で真司は41歳の設定。見た目だけでなく年齢にも差をつけることで、「美女と野獣」のムードを高めようとしている様子がうかがえます。 2010年代に入って恋愛ドラマそのものが少なくなる中、主要ドラマで「美女と野獣」の設定はほぼありませんでした。ここにきて「美男と美女」を避け、「美女と野獣」の設定が続いた理由は何なのでしょうか。◆大御所脚本家が仕掛ける枷 理由として真っ先に挙げたいのは、脚本家の思惑。『高嶺の花』は野島伸司さん、『大恋愛』は大石静さん、経験・実績とも申し分のない大御所脚本家の作品です。 2人はこれまで多くの恋愛ドラマを手掛けてきましたが、そのほとんどで男女の間に何らかの「枷」を設定してきました。枷の最たるものは格差であり、なかでも「美女と野獣」のような見た目は純愛ムードを高めるものです。 言い換えれば、作り手が純愛を描きたいとき、「美男と美女」よりも「美女と野獣」のほうが視聴者への訴求度が高くなるということ。たとえば、「美男と美女」のキスシーンは美しいものの自然な姿という印象に留まりますが、「美女と野獣」のそれは違和感とともに純愛を感じさせます。実際、『高嶺の花』のももと直人のキスシーンは、大きな反響を集め、純愛のムードを高めました。 さらに、交際期間を経て別れたときの悲劇性は「美男」より「野獣」のほうが高く、応援の声が上がるなど、さらに純愛ムードが盛り上がっていきます。『高嶺の花』だけでなく、古くは『101回目のプロポーズ』(フジテレビ系)などでも、同様の展開が見られました。 もともと「美女と野獣」という設定は何度も描かれてきたものであり、その他の「格差」、不倫などの「禁断」、命の危険がある「難病」と並び、恋愛ドラマにおける定番の枷。特に大御所脚本家ほど、定番の枷に忠実な傾向が見られます。 今秋スタートの『中学聖日記』(TBS系)は教師と生徒の恋、『黄昏流星群~人生折り返し、恋をした~』(フジテレビ系)は既婚者の不倫。ともに「禁断の恋」であり、「格差恋愛」や「難病の恋」とともにパターン化していることが、ドラマ業界の課題とも言えます。◆新垣結衣の『逃げ恥』『けもなれ』も同カテゴリー ただ、「美女と野獣」の恋愛ドラマは、「キュンキュンしない」「生理的に無理」などの否定的な声を避けられないのが現実。そんな否定的な声を感動や共感に変えるのは、見た目の差を利用した純愛であり、それこそが大御所脚本家にとって腕の見せどころです。 その点、『大恋愛』の大石静さんは、初回から「さすが」と思わせるものがありました。「婚約者のいる『美女』の尚が、『野獣』の真司と出会ってすぐ好きになり、猛アタックする」という意外な展開だったのです。これは「つらい過去を持つ『美女』が、『野獣』の優しさにふれることで徐々に距離が近づき、恋に落ちる」というお約束の展開とは真逆であり、今後に期待を抱かせました。 少し広くとらえると、現在放送中の『獣になれない私たち』(日本テレビ系)に出演する新垣結衣さんと松田龍平さんのコンビも、「美男と美女」というより「美女と野獣」のカテゴリーに近いと言っていいでしょう。同様に、新垣結衣さん主演の『逃げるは恥だが役に立つ』も、相手役の星野源さんに「野獣」のイメージこそありませんが、いわゆる「美男」ではないことが純愛ムードを高めていました。 ドラマ以上に好感度が重要なCMでも、「美男と美女」より「美女と野獣」の夫婦設定が定番化していることもあり、今後もこの傾向は年に数本程度のペースで続いていくのではないでしょうか。【木村隆志】コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者。雑誌やウェブに月20本超のコラムを提供するほか、『週刊フジテレビ批評』などの批評番組に出演。タレント専門インタビュアーや人間関係コンサルタントとしても活動している。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』『独身40男の歩き方』など。
2018.10.21 07:00
NEWSポストセブン
『大恋愛』の戸田恵梨香、この秋の恋愛ドラマの本命か
『大恋愛』の戸田恵梨香、この秋の恋愛ドラマの本命か
 このクールには恋愛ドラマの注目作が揃った。ドラマウォッチを続ける作家で五感生活研究所代表の山下柚実氏が指摘する。 * * * ガッキーの『獣になれない私たち』(日本テレビ系)のキャッチコピーは“ラブかもしれないストーリー”。「かもしれない」というあたりがポイント。「男と女の恋愛ってリアルには簡単に始まらないだろうとか、年を重ねると恋におちること自体がどんどん難しくなってくるとか、そもそも恋愛って何だっけ?とか、いろんなことを考えられるストーリーになっています」(「オリコンニュース」2018.10.9)とプロデューサーも語るように、直球の恋愛ドラマとは言えないのかもしれません。 ということで、『けもなれ』以外の秋スタートドラマで、「恋愛ど真ん中の3作」に注目。その期待度や見所をピックアップしてみると──。●『大恋愛~僕を忘れる君と』(TBS系金曜午後10時) 戸田恵梨香さんの目がうるんでいてみずみずしい。まさしく恋する瞳そのもの。感情が揺さぶられ涙腺が活発になっているからキラキラ輝いて見える。『大恋愛~僕を忘れる君と』は、その名の通り直球の純愛物語を予感させます。 婦人科医・北澤尚(戸田恵梨香)は、同じく医師の井原侑市(松岡昌宏)と婚約している。結婚を間近に控えた尚は、引っ越しの際にアルバイト作業員・間宮真司(ムロツヨシ)と出会う。実は、真司は尚が大好きな小説の作者だった。それがじわりじわりと明らかになっていき、真司にグイグイと惹かれていく尚。 何と言ってもこのドラマ、キャスティングが絶妙です。恋愛に没入していく尚の姿が実にイキイキとリアルに描かれ、説得力を持って迫ってきます。ストレートに感情を揺さぶれる女。会いに行きたい、と男の元へ走る女。きっぱりと婚約者に別れを告げる女を、戸田さんが体当たりで好演しています。 一方の真司を演じるムロツヨシさんも当たり役。積極的な尚に対して、ちょっと慌てつつ柔らかく受け入れていく三枚目の役。その温かな空気がいい。とんがり系女医とクマのぬいぐるみ的ふんわり系男子。今様の恋愛物語として上手く成立しています。 個人的には、これまでムロツヨシさんのおふざけ演技が、正直ちょっと苦手でした。しかし今作はいい意味で抑制が効いている。オレでいいの、と当惑しながら惹かれていく真司の心理が、ひしひしと伝わってくる。まっすぐの演技に軸足を置きつつ時々弾けてふざけてみせる、といった配分が、俳優ムロさんを一層輝やかせているのではないかな、と感じます。 ただ、この恋愛物語は「若年性アルツハイマー」が切り札。だから、先の展開がちょっと心配でもある。類似の物語はわんさかあるし、これまで泣かされる経験をしてきた視聴者も多いはずです。『私の頭の中の消しゴム』などが強く印象に刻まれているために、ドラマと過去作品とをいちいち比較しながら見てしまいそう。今回の脚本は大石静さんの書き下ろし。「記憶がなくなっていく悲恋」という手垢がついたテーマを、いかにオリジナリティ・新味を加えて料理してみせるか。興味津々です。●『黄昏流星群』(フジテレビ系木曜午後10時) もし役者の世界に「カマトト」という芸風があるとすれば……それを極める目黒栞役・黒木瞳さんはアッパレ。積み重ねて練り挙げていくことで、一つの立派な「型」になっていることを実感。ただし、ドラマ全体の作りがどうにも安っぽいのが残念です。 物語は──エリート銀行員・瀧沢完治(佐々木蔵之介)と、たまたま運命的に出会ってしまった目黒栞の不倫物語。二人の出会いの舞台は、何とスイスのマッターホルン。なのに山のシーンに臨場感がゼロ、昔風の合成画面のレトロ感には驚かされました。 猛風で飛ばされるとわかっていながら、マッターホルンの上で折りたたみ傘を開く完治。ああっと飛ばされていく紅い傘は、栞の持ち物。完治は新たな傘を栞に渡そうと……二人をつないでいく傘。この安っぽさ、ただならぬレベルです。 一方、銀行員の夫に裏切られる妻・真璃子を演じる中山美穂さんの存在も見所の一つ。夫の浮気を疑う「口うるさい堅物奥さん」のはずですが、ついつい元アイドルの劣化ぶりに気をとられてしまう。原作にはない刺激的?展開もわざわざ加えられ、真璃子は娘の婚約者の若い男(ジャニーズWEST/藤井流星)と禁断の恋に落ちるとか。その男に、切った指の手当をしてもらうシーンなぞ、もはやコントに見えてしまう。 視聴者が思わずドラマ世界に没入し、連れ去られてしまうのであれば不倫ドラマの基本は成功です。『昼顔』『はつ恋』のように大ヒットするはず。しかし、いちいち夢から冷めるような要素があれば共感は取り逃がしてしまう。このドラマ、ツッコミを入れたり失笑する楽しみ方にはフィットするのかもしれません。●『中学聖日記』(TBS系火曜午後10時) 教師と中学生のラブストーリーという禁断の世界。教師役の聖を有村架純さん、聖を好きなってしまう教え子・晶を岡田健史さんが演じています。 教職員の不祥事が多発している昨今、「教師が中学生と恋愛なんてコンプライス的にどうなのか」「犯罪的で気持ち悪い」と、第1話の放送後、多くのブーイングが見受けられたという意味でも今注目の恋愛ドラマです。 男性教師と女子中学生の恋愛はタブーなのにいったいなぜ、女性教師と男子中学生の恋愛ならOKと、企画が成立したの? そんな素朴な疑問が膨らんでくる。ドラマの中味より、むしろドラマ化されることになった過程の方が興味深い、知りたいという人が多数いるのも皮肉なことですが。 想像してみるに、会社の最終決定の場には結局、男性陣が多く「有村架純がカワイイからいいんじゃない」「女性教師と生徒の純愛なら許容範囲」と勝手な思い込みや先入観で決定したのかもしれません。そうした制作陣に、逆の反応を示した視聴者。 まあ、親であればみれば反発したくなるのも当然かも。なぜなら、生徒が怪我したからといって、女性教師が自宅の中に生徒を連れて行きますか?まるで教師から誘っているみたいにとられかねないシーンも。 ただし、第2話が放送されると「岡田くんが格好いい」「人を好きになる尊さが伝わってきた」と前向きな評価も増えたもようです。「岡田くんが中学生には見えない」ということを、「欠点」と指摘する人もいれば「逆にそれが良い」といった声も聞かれ、しばし今後の展開を見守りましょう。 基本として、視聴者は恋愛物語の中に自分を投影し、感情移入して見たい。自分を重ねキュンと切なくなったり熱くなったり、共感したいもの。そうした「共感軸」を上手に作り上げることができるかどうかが、恋愛ドラマの人気を決めるのでしょう。
2018.10.20 16:00
NEWSポストセブン
『黄昏流星群』で共演 佐々木蔵之介&藤井流星が初対談
『黄昏流星群』で共演 佐々木蔵之介&藤井流星が初対談
「まさか対談させていただけるとは思っていなかった」と喜びを露わにする藤井流星(25才)を、優しいまなざしとユーモアあふれる語り口で和ませる佐々木蔵之介(50才)。お互いの呼び方を聞いてみると、「蔵さんって呼ばれてます」(佐々木)、「そんなん、言ったことないです~。じゃあ、今日から蔵さんでいいですか!?」(藤井)と“関西人”の2人の掛け合いは息もぴったり。ドラマ『黄昏流星群 ~人生折り返し、恋をした~』(フジテレビ系、10月11日スタート、毎週木曜22時)で共演中の2人が初対談を行った。佐々木:流星との最初の撮影が、(娘の婚約者として)どんなヤツがやって来るんだと待ち構えるシーンだったんです。流星は結構長いセリフだったんだけど、パーフェクトで覚えてきてたね! しっかりしている青年だなと思いました。藤井:ありがたいです! でも、ほんまは、あの時ガチガチに緊張してました…。佐々木:芝居はもちろん、芝居以外でも現場で素直にいろんなことを吸収しようとする姿勢とか、自分から話しかけようとする気遣いが感じられた。今回の役を受ける時に、迷いはなかったの?藤井:なかったです。25才というタイミングで、この役に選んでいただけたことがうれしかったですね!」佐々木:ぼくは最初、ラブストーリーではなく、ヒューマンストーリーだと思ってたんです(笑い)。完治は仕事しかしてこなかった人で、決して恋多き人ではない。だけど偶然、栞さんと出会ったことで、知らないうちにラブストーリーの主人公になってしまう…。同じように、誰でもある時、ラブストーリーの主人公になる可能性は充分あります。藤井:ぼくは初めての恋愛ドラマなんですけど、婚約者の母親との恋愛という複雑な関係性なので。ただのチャラ男に見えないように、演じる上で説得力をどうもたせられるか…ということは考えました。佐々木:みんなある意味、まじめなんです。大人になると気持ちだけで突っ走ることはできないし。藤井:そういえば、撮影中にぼくの誕生日があったんですけど、蔵之介さんからプレゼントでシャンパンとお手紙をいただきまして。めちゃくちゃ年下のぼくに、すごく丁寧なお手紙をくださってすごくカッコいいなと思いました。ぼくが50才になった時に、こんな大人になれるのかな…と。佐々木:そんなすごいことは書いてないで(笑い)。ドラマのタイトルに“流星”って名前が入っているし、これはご縁やな…と思いながら、手紙をつづりました。藤井:しかも、めちゃくちゃ達筆で、言葉もぼくが使ったことがないような…。佐々木:あぁ、“ござる”とか“候”とかね!藤井:あはは! そこまでじゃなかったです(笑い)。そんな“時代劇感”はないです。佐々木:流星は、本名じゃないんやろ?藤井:いや、本名なんです。父親が付けてくれました。ちなみに、ジャニーズって基本、みんな本名なんです。佐々木:本名はすごいな。言うとくけど、蔵之介は芸名やで(笑い)。※女性セブン2018年10月25日号
2018.10.11 16:00
女性セブン

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