映像は番組サイドで制作しており、楽曲制作者から「この人で」というリクエストがあっても断っている。

「特に、意識しているのはうたに寄りすぎないこと。説明的になりすぎず、行間からにじみ出るようなものを表現するようにしています。だから、あえて人間ではなく、動物のキャラを擬人化することもある。意識していることは、どんな映像をつけたら、いちばん、うたのよさがみなさんに届くのかということです」

◆希望を持って踏み出せるうたを

 メッセージ性の強いうたも避けるようにしている。その理由は、“元気を出そうよ”や“頑張れ”などといったストレートなメッセージは、この番組にはなじまないと考えるからだ。

「うたによっては、抽象的だから、逆にわかりやすい映像にしようということもありますし、あえてイメージを広げるために抽象的な映像をつけることもあるんです。

 ただ、時代の空気や気分として、時には、応援するような曲もありだと感じています。というのも、東日本大震災も含め、各地で災害が起こり、世の中に閉塞感が漂っているのでは…と感じたときに『wish~キボウ~』(2019年)といううたを放送したらものすごい反響で…」

 このときもうたを作った藤田麻衣子(36才)とずいぶん話し合ったという。

「最初にできてきた歌詞には『大変だけど、みんな希望を持って行こう、自分から前に進んで行こう』というような強いメッセージが描かれていたんです。でも、人はそんなに強くないと思ったんですね。そこで、自分から何かを変えて行こうというのではなく、希望を持って、一歩でも踏み出せたら…といった表現で、作り直してもらいました」

関連記事

トピックス

大谷翔平を支え続けた真美子さん
《大谷翔平よりもスゴイ?》真美子さんの完璧“MVP妻”伝説「奥様会へのお土産は1万5000円のケーキ」「パレードでスポンサー企業のペットボトル」…“夫婦でCM共演”への期待も
週刊ポスト
「横浜アンパンマンこどもミュージアム」でパパ同士のケンカが拡散された(目撃者提供)
《フル動画入手》アンパンマンショー“パパ同士のケンカ”のきっかけは戦慄の頭突き…目撃者が語る 施設側は「今後もスタッフ一丸となって対応」
NEWSポストセブン
結婚を発表したPerfumeの“あ~ちゃん”こと西脇綾香(時事通信フォト)
「夫婦別姓を日本でも取り入れて」 Perfume・あ〜ちゃん、ポーター創業の“吉田家”入りでファンが思い返した過去発言
NEWSポストセブン
村上宗隆の移籍先はどこになるのか
メジャー移籍表明ヤクルト・村上宗隆、有力候補はメッツ、レッドソックス、マリナーズでも「大穴・ドジャース」の噂が消えない理由
週刊ポスト
(写真右/Getty Images、左・撮影/横田紋子)
高市早苗首相が異例の“買春行為の罰則化の検討”に言及 世界では“買う側”に罰則を科すのが先進国のスタンダード 日本の法律が抱える構造的な矛盾 
女性セブン
俳優の水上恒司が年上女性と真剣交際していることがわかった
【本人が語った「大事な存在」】水上恒司(26)、初ロマンスは“マギー似”の年上女性 直撃に「別に隠すようなことではないと思うので」と堂々宣言
NEWSポストセブン
劉勁松・中国外務省アジア局長(時事通信フォト)
「普段はそういったことはしない人」中国外交官の“両手ポケットイン”動画が拡散、日本側に「頭下げ」疑惑…中国側の“パフォーマンス”との見方も
NEWSポストセブン
佳子さまの「多幸感メイク」驚きの声(2025年11月9日、写真/JMPA)
《最旬の「多幸感メイク」に驚きの声》佳子さま、“ふわふわ清楚ワンピース”の装いでメイクの印象を一変させていた 美容関係者は「この“すっぴん風”はまさに今季のトレンド」と称賛
NEWSポストセブン
俳優の水上恒司が真剣交際していることがわかった
水上恒司(26)『中学聖日記』から7年…マギー似美女と“庶民派スーパーデート” 取材に「はい、お付き合いしてます」とコメント
NEWSポストセブン
ラオスに滞在中の天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月18日、撮影/横田紋子)
《ラオスの民族衣装も》愛子さま、動きやすいパンツスタイルでご視察 現地に寄り添うお気持ちあふれるコーデ
NEWSポストセブン
ドジャース入団時、真美子さんのために“結んだ特別な契約”
《スイートルームで愛娘と…》なぜ真美子さんは夫人会メンバーと一緒に観戦しないの? 大谷翔平がドジャース入団時に結んでいた“特別な契約”
NEWSポストセブン
山上徹也被告の公判に妹が出廷
「お兄ちゃんが守ってやる」山上徹也被告が“信頼する妹”に送っていたメールの内容…兄妹間で共有していた“家庭への怒り”【妹は今日出廷】
NEWSポストセブン