◆台地と低地の境界は崩れ落ちる危険大
北区の田端駅から東十条駅までの間、線路が台地と低地の境界を走っているのがわかる。こういった激しい高低差の境(崖)は、普段は擁壁で支えられているが、大地震の激しい揺れで台地から低地に向かって崩れ落ちる恐れがある。
◆石神井川沿いの谷地は盛土で住宅地になった
「三宝寺池」や「石神井池」、「富士見池」を水源とする石神井川沿いの谷地は、ほぼ田畑として使われていた。現在は盛土で地面をかさ上げし、住宅が並ぶが、盛土の下は川から運ばれた堆積物のため軟弱だ。
◆「緑道」はもともと河道だった可能性が高い通り
光が丘公園付近の雨水を集めて石神井川に合流する「旧・田柄川」は、1971年に暗渠化され、現在は「田柄緑道」になっている。こうした「緑道」という呼び名は、元水路だった可能性が高く、注意が必要だ。
※女性セブン2020年3月5日号