阪神タイガースOBで愛知・大府高時代にセンバツ出場経験のある赤星憲広氏が、出演するテレビ局を介して披露したアイディアは、新旧怪物の「春夏合同開催」案をより具体化したものだった。
「夏の地区予選は通常通り行ない、もしセンバツ出場予定だった高校が優勝したらそのまま、そうでなければ優勝校とセンバツ出場予定校の両方を代表として出場させる。出場校が70校や80校となって、運営が大変だろうけど、『大変な年』だからこそ『大変なこと』を検討すればいい」
これらの意見にうなずくのが、熱烈な野球ファンとして知られる落語家・ヨネスケ氏だ。
「なんとしてでも甲子園で試合をやらせてやりたいね。高校球児がみんなプロに行くわけじゃありません。ほとんどの球児にとって一生の思い出になるわけだから、みんなが参加しないと意味がないですよ。
もしスケジュール的に消化が難しいというなら、今回は9回じゃなく、7回でも、5回でもいいと思う。今こそ高校生のために、大人たちが力を発揮してあげてほしいと思いますね」
※週刊ポスト2020年4月3日号